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30年さくら

愛媛県地方の桜は名残を残しているところもまだまだあります。

今治市は愛媛県内でも桜が咲くのが2~3日ほど遅いし、数日前に寒の戻りもあったことも影響しています。

車を運転しながら桜を眺めることは思い返してみれば30年になります。

つまりこの春、私は社会人になって丸30年ということです。

1985年4月、新社会人になり、当時は営業というより、毎日軽トラックにタオルをいっぱい積み、外注先さまに配達をしていたのが主な仕事でした。

当時は社会人といえば聞こえがいいのですが、親の稼業を手伝う遊びたい盛りの若者でした。

桜が咲き誇っている公園の脇に軽トラックを止め、桜の下にあるベンチに仰向けになり、木もれ陽を感じながら感傷に浸った時がありました。

抜けるような青空にさくら色がやけに鮮やかに見え、学生時代がうらめしくなったのです。

仕事の合間とはいえ、休憩している自分が社会人としてちゃんと生きて行けるのか不安にもなり、昨年とは違う見え方をしているさくらの花びらに、まぶしさを感じた記憶があります。

あの不安は今も残っているような・・。

あれから30年、その公園の桜は今年も見事なさくら色。

変わらないその姿だからこそ、当時の事を思い出すのでしょう。

いやいや桜の花は初心を忘れないために毎年同じ時期に咲いてくれるのかも。

この春に七福タオルに就職した高校を卒業したばかりの新入社員は女子6人。

彼女たちは社会人になってどんな不安を感じているのか、同じ年頃の子供を持つ親としても気になります。

顔を見かけると声をかけるようにしていますが、その度に初々しく笑顔を見せてくれます。

入社してまだ1ヶ月も経っていないから、不安というより懸命さの方が大きい感じです。

それでも今年の桜はきっと違う見え方をしているはず。

社会人1年生の桜は何年経っても思い出すことでしょう。

そして何年経っても、何十年経っても、見る桜に初心を思い出してほしいものです。

さてさて私は社会人31年目突入。

新入社員に見習って、さくら色に感じられる笑顔を絶やさないようにしなければ・・・。

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