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値決め

モノの売り買いにつきまとうのは、値決め交渉。

攻防というか、駆け引きというか、なんというか・・面白いもので、『壺算(つぼさん)』という落語ネタにもなるぐらい。

知り合いが 車を買う場合、こんな風に値決めするそうです。

まず好みの車を3台選び、それぞれ説明をじっくり聞き、選んだ車それぞれ見積もりを要望します。

ここでのポイントは、オプションはたくさんつけること。

さらに、見積りは1発のみのベストプライスにすること。と釘をさしておくのも大事。

いよいよ値決め交渉には、満面の笑顔でいくこと。

そしてだんだん口数を減らしていき、笑顔も見せないようにし、営業マンの問いかけには反応しない。

そうして一瞬笑顔を戻して また真剣な顔つきになり 「3台まとめて買ったらどうなる?」という。

さすがに 3台 と聞くと、営業マンは動揺し、ある程度の値引き額を提示してくる。

とどめは、静かにそしてしっかり言う。

「あと○○万円引いてくれたら、すぐに、手付金を現金で払うぜ。」

これでだいたいこれで契約成立するそうです。

契約成立するということは、決して理不尽な値引きを要求しているわけでなく、用意周到な価格調査をしての結果でしょう。

知人は、車検も買ったディーラーでするし、そのメンテナンス費用は先方のいい値でする。

ある意味、ディーラー(販売店)にとって利幅が大きいのは車検などのメンテナンス費用だから、その権利を得るために車の販売時の利益はあまり取らないで というのが理念だろう。

しかも3台まとめてになると 特別値引きは正当化される。

今度はお金をもらう方はどうだろう?

例えば ご祝儀。

結婚のお祝いは、2万円では割れてしまうからだからといって、3万円になるし、7万円にしようとすると 末広がりの方がおめでたいといって8万円になる。

3万円でも割り切れることを、みんな気がついていないのだろうか?と思ったが、貰い手が多くもらうための洒落(しゃれ)であると思い直すと、合点がいくのであった。

そう考えると値決め交渉は愉快になる。

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