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(日本語) 長講一席

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「んじゃあ、金曜日夜に松山に入るから。」 電話の先は、立川志の輔師匠。

先週土曜日夜の松山公演に合わせて、一緒にゴルフをすることになったのです。

金曜日19時に松山空港にお出迎えに行くと、見た目にも大物とわかるオーラを発しながら、志の輔師匠ゆったりと登場。

それが車に乗るとだんだんボルテージがあがってくる。

まずはゆるキャラ話題。

今年のパルコ公演での新作はゆるキャラネタ『モモリン』でした。

この新作、とある市のゆるキャラ”モモリン”に 市長が入ることになり、ひと騒動起こすという大爆笑ストーリー。

ということで、志の輔師匠はゆるキャラに関してかなり詳しく調べています。

特に熊本の”くまモン”はお気に入りで、師匠の携帯待ち受け画面も”くまモン”なのです。

「きっと次回の熊本公演には ”くまモン” にお会いできますよ。」 というと、

「それだったら嬉んだけど。」と笑顔になる師匠。

ここに春風亭昇太さんがいたら 「子どもかよ!」 とツッコミがあったでしょう。

夕食でも爆笑ネタは続きます。

志の輔ファンの私にとって一緒に食事できるだけでも至福の時なのに、いろんなお話をしてくれました。

しかもただしゃべるだけでなく、落語になってる。

もっとわかりやすく言えば、登場人物を使い分けながら、左右顔の向きを変えながら(上下を切りながら)話してくれ、オチが必ずある。

その話しぶりに 「落語家みたいですね。」 と 思わず言ってしまいそうになるぐらい。

「もう一軒行きませんか?」と、食事の後ショットバーへ行き、さらに楽しい落語会話は続き、翌日はゴルフも一緒に回り、プレー終了後伊丹十三記念館へ行き、さらにうどん屋へ立ち寄り、夕方になって公演会場近くの宿にお届け。

そして2時間後、正岡子規記念館での独演会。

さっきまで近くにいた師匠が、高座にいることが不思議に感じられながら、長講一席 「百年目」 の熱演に会場内が一体になりました。

前半は春のお花見を舞台に笑いの多いネタから、後半は一転しっとりした人情噺になる噺で、1時間を超える長講なのに時間の長さは感じさせないのが ”志の輔らくご”。

終演後、お礼を言おうと楽屋へ行くと、さっき演った「百年目」の解説をしてくれました。

昨夜からの丸一日は、長さを感じさせない”志の輔らくご”長講一席のようでした。

コメント一覧

  1. 浮穴 says:

    行きたかったんですけどねー。
    風邪引いてたので、泣く泣く友人にチケットを譲りました。
    前座の方を含めて2時間弱、すごく良かった、と聞いてます。
    来年こそはぜひ!
    それはさておき、本日、愛媛新聞を拝見しました。
    相変わらず抜群の写真映えで、さわやかさ満点で掲載されてましたね。
    スタッフにも周知しておきましたので。

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