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太陽にほえろ

「へぇ~」 「ほぉ~」 「ふぅ~ん」

今治警察署が老朽のためこの度新しく建て直し、その見学会に参加しましたが、これがすごく新鮮。

地上6階建ての最上階は、集会所と武道室。

武道場(柔道場と剣道場)は窓も大きく明るい作りになっていますが、すべての窓に鉄格子がはまっているのです。

地上6階の最上階にある武道場に犯人を連れてくることもないでしょうし、意味がよくわからない。

「この鉄格子は、何のため?」と、素朴な質問。

「(犯人が逃げ込んだ時の)万が一のことを考えての設備です。」との回答でしたが、その言葉の裏には 「これがないと我々落ち着かないんで。」 とも受け取れる言い回し方でした。

続いて案内されたのは、取調室と面談室。

取調室には、やはりマジックミラーがありました。

「この人が犯人です!」と、別室から被害者や目撃者が証言する施設。

確かに取調室からは鏡にしか見えません。

面会室は、留置場に囚われた容疑者が弁護士や親族と面会するところ。

当然、透明の間仕切りがあり、会話ができるところには空気穴がたくさんある丸いものもありました。

「先生!オレやってないです。無実を証明してください!」 

「最善を尽くすよ。」

なんて容疑者と弁護士先生との会話が聞こえてきそう。

行く場所、行く場所で必ずドラマ仕立てに見てしまう癖が私にはあるようです。

そして署長室。床のカーペットから色が違い、重厚な感じです。

窓を背にした大きめの椅子に座るのは、やはり石原裕次郎でしょう。

閉じられたブラインドを指で少し隙間を空けて、鈍く光った目で遠くを見つめる。

いやいやここは今治なので石原裕次郎というより、こち亀の署長の方が合っているかも。

となると、両津勘吉巡査もどこかいそうな気がしてくる。

交通課、刑事課、少年課、留置場・・目に留まるサインのひとつひとつが本物と思うだけで妄想は限りなく広がっていくのでした。

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