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(日本語) 愛人考

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日曜日、お昼に流れていた情報番組。

中国の同じテレビ局内で、人気女性キャスター二人がネット上でバトルを繰り広げているとの話。

この二人の関係は、正妻と愛人 。

どこの国でも、どこの町でもありそうな話ですが、痴話話はテレビ受けするのでしょう。

しかし愛人と言う言葉はいつからできたのでしょうか?

どことなく、ズルイ響きがあります。

じゃあ昔はなんといったかと言うと、『二号さん』、『お妾さん』、『お囲い』 など等で、文学的になると 『情婦』 と書く。

また大阪になると 『お手付きさん』 となります。

いずれも、男性目線での言葉。

これが 『不倫』 となると、対等あるいは女性目線になる。

落語にもこの手の話はいっぱいあります。

“悋気の独楽(りんきのこま)” は、愛人宅にお泊りの亭主にやきもちをやいた正妻の話だし、”権助魚”は愛人宅へ向かう旦那を尾行するように指示された奉公人の話。

他にも ”三軒長屋” ”権助提灯” ”悋気の火の玉” ”転宅” など、志の輔師匠の新作”バールのようなもの” も妾がキーワードになっています。

考えてみれば、私が愛人という存在を知ったのはいつからだろうか?

中学生・・いや小学生だった。

松本清張原作の映画 『砂の器』 の中で、加藤剛さん演ずる 天才ピアニスト和賀英良 の愛人役が島田陽子さんでした。

あの映画は色んな意味で、幼き私にとって衝撃的で、愛人という言葉が頭の中に焼付きました。

それから高校生になり、手塚治虫さんのインタビューをテレビで見て、『愛人』 という存在がどのようなものか知ることになったのです。

「マンガはご飯を作ってくれる古女房で、アニメは金のかかる愛人みたいなものです。」

愛人というものが裕福でないと持てないと認識したのでした。

“金のかかる愛人みたいなもの”というフレーズ、50を超えて初めて効果的になってくるのも可笑しなものです。

さてさて、私も明日から夏休み。みなさん、くれぐれも猛暑の中、ヤケドしないように。

コメント一覧

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