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家の紹介するテレビ番組って、不思議とよく見ます。

潜在的に家に興味があるのかもしれません。

『大改造!劇的ビフォーアフター』 は、視聴者参加番組ながらも見ている人に感動を与えてくれます。

“匠(たくみ)”と称した建築士が、依頼者の悩みを解決すべくリフォームしていくという番組。

またナレーションのサザエさん・・じゃなく加藤みどりさんの名調子も番組を盛り上げます。

「なんということでしょう。匠は家族の思い出を残すために、傷だらけの木戸を食卓テーブルの天板に使ったのです。」

リフォーム後の紹介を終えると、今度は依頼者がリフォームされた新しい家に来て、匠と再会し、生まれ変わった我が家に驚き、そして感動します。

見ている私も思わず涙がこぼれそうに・・。

春風亭昇太さんも、現在家を建てています。

半月前に暇だからと電話があり、ついつい家の話に。

「それがさぁ、うれしい誤算で(出来上がりが)ちょっと遅れてんのよ。」

「うれしい誤算?で遅れている??」

大工さんが、発注ミスで特選ランクの建材にしてしまったのかと思いきや、思わぬ建材が手に入ったとのこと。

昇太さんの師匠の師匠・・つまり大師匠のご遺族が、家を取り壊すので欲しい物があればどうぞと一門のみなさんにお話があったそうです。

もともと古いものが大好きな昇太さんです。早速お宅へ伺うとそれはそれは宝の山のよう。

その大師匠とは 六代目春風亭柳橋。昇太さん曰く、大正から昭和にかけて超売れっ子の落語家だったそうです。

“なんということでしょう!取り壊し捨てられるはずの柳橋師匠宅の建材が、孫弟子の昇太さんのお宅に使われることになったのです。”

まさに劇的ビフォーアフター。

これだけで1本番組ができそうな感じです。

「完成後は先輩の家行って、柱にキズを付けますからね。」 

「わかった!せんべい(私のこと)50さい と書いてやる!」

さてさてどんな家になのか、後日密着リポートします。

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