2013/01/18| 七福萬来
(日本語) モンマルトルの丘
雲ひとつない天気で、丘の上からの眺望は素晴らしく、丘の上にはサクレ・クール寺院があり、多くの観光客でにぎわっていました。
寺院の中には懺悔(ざんげ)の部屋もあり、何もやましいことがないのにもかかわらず、ついつい 「申し訳ございません。」と頭を下げてしまいそうになるのが不思議です。
これも寺院の”気” というものでしょうか。
寺院を出ると、回りを取り囲むようにお土産物屋さんがあり、絵葉書・Tシャツ・陶器・お菓子 など等、世界各国どこもその風景は一緒です。
お土産物屋さんを抜けると広場があり、そこにはフリーマーケットのように絵が売られていました。
モンマルトル地区は芸術家の街とも言われて、ピカソ、ゴッホ もこの街で制作していたほど。
その名残だと思うのですが、広場で売られている絵は、ただのお土産的な絵でなく、作品にやはり芸術家の ”気” というものがありました。
2名の画家の作品を購入。
モノを買って売る商売でなく、何もないものから自分で描いて、自ら売っているのですから、それが認められたそのうれしさはたまらないでしょう。
芸術家は、貧乏と絶望の繰り返しので、美しい花や風景、そして人物を見出す力があるのだと思います。
絶望と言えば、弊社と一緒にブランドを立ち上げたデザイナー会社F先生とパリで落ち合う予定が、約束の日に現れませんでした。
F先生、私よりも1週間早く日本を出国し、ドイツの各地を回ってパリに移動しようとしていましたが・・、フランクフルト空港で財布、パスポートの入ったショルダーバッグをなくしたのに気がついたのです。
「あっ!しまった!!あの電車だ!」フランクフルト空港への移動電車の中に忘れてきたのでした。
すでに電車は立ち去っています。
身分証明書もない、お金もない、カードもない、そしてここは異国。
その時の絶望感といったらないでしょう。・・・でも、奇跡は起こりました。
フランクルフトから電車で4~5時間離れたミューヘン駅でそのバッグが見つかったのです。
絶望の中からの奇跡。
さあ、今日から8年目の国際見本市メゾン・エ・オブジェの初日です。
“気” を持って奇跡を起こしたいと思うのです。
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コメント一覧
コメントありがとうございます。
いたって健康です。
メゾン・エ・オブジェのご成功をお祈りいたします。
体調にお気をつけて・・