2012/12/11| 七福萬来
(日本語) 選挙のライブ感
12月16日(日)に行われる衆議院総選挙、盛り上がっているのか?どうなのか?わかりません。
震災復興、TPP、景気回復、沖縄、消費税、原発、尖閣・竹島、北朝鮮問題・・政党も多ければ、争点もたくさんあります。
何かを取れば、何かはモノ足りないといった感じです。
あと選挙活動にネットを使ってはいけないということらしい。
詳しいことはわかりませんが、選挙活動するのにフェイスブック、ツイッターはいけないらしい。
街頭演説や宣伝車はOK。
候補者の政策を、寒い道端で立ったまま聞かなければならないこと、中途半端と思わないのかしら・・。
法律がそうなっているかもしれませんが、それはネット社会以前にできた法律じゃないかと思うのです。
それともライブ感を大事にしているのでしょうか?
その昔、物売りが多かった時代、豆腐売り、納豆売り、かぼちゃ売り、風鈴売り、しじみ売り 金魚売り 等など、みんな売り声で商売していました。
“先々の時計になれや小商人(こあきゅうど)”
そんな言葉があったぐらい、豆腐屋売りの声が聞こえたら何時とか、納豆売りの声が聞こえたら何時だとか、決まった時間に登場したものです。
つまり、モノを売るだけでなく情報も提供してたという事になります。
選挙でライブ感を出すんだったら、物売りを真似ればいいのにと思うのです。
「ご近所のみなさま、まもなく9時になります。今日は天気もよく絶好の洗濯日和です。明日の天気は下り坂です。ご案内は○○政党の××です。」 とか聞くと
「あら、明日は雨なの?じゃあ洗濯しなきゃ。」 ってなる。
「昨日の昼は焼き豚たまご飯で、夜はとんかつでした。今日の昼は親子丼で、夜は寒いのでキムチ鍋の予定です。ご案内は△△政党の□□です。」とか耳にすると、
「キムチ鍋いいわね。じゃあウチも今晩そうしよっと。」ってなる。
ついでに、「あら□□候補って、気の利いた人ね。」ってなる。
おちゃらけた、考えかもしれませんが、政策っていうのは気が利いてない人が考えてもダメだということです。
ただ音量上げて候補者の名前を連呼したって、「静かにしてよ!いま子供が寝たばかりなのに!!」って思われるだけです。
“先々の時計になれや候補者よ” なんてね。
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コメント一覧
コメントありがとうございます。
“先々(さきざき)の時計になれや小商人”という言葉は、落語ネタではなく、ホントにある格言です。
物売りがセルフプロモーションのはしりということ、その通りですね。
久々(?)の落語ネタですねー。
芝浜の中にこういう言い回しがあるんでしたっけ。
拡大解釈すれば、モノを売るのではなく自分を売っている、
セルフプロデュースの走りだなー、と思って聞いていたことがあります。
選挙演説は最近はどの方も政敵の批判ばかりで、聞いていても
今ひとつ高揚感がない感じがちょっとさみしく思います。