2012/10/31| 七福萬来
(日本語) 勇気エトセトラ
勇気というのはいつの時代にも、いくつになっても出さなければならない時があります。
電車でお年寄りや妊婦さんに席を譲る勇気。困っている人に手助けしてあげる勇気。間違ったことを正してあげる勇気 など等ですが、時にはこんな勇気も・・。
出張時に朝ホテルをチェックアウトし、エレベーターに乗り込むと数名スーツ姿の外国人男性が乗っていました。
みなさん背が高く、スーツ姿も決まっているイケメンたちでした。
彼らは私の頭の上で談笑していましたが、背の低い私は、外国人の一人の ”社会の窓” が全開しているのに気がつきました。
“社会の窓”=ズボンのファスナーです。
・・・どうしようかな?言ってあげようかな??・・・
・・・いや待てよ?これって最新のファッションかも?・・・
・・・「余計な事言うんじゃないよ!」と言われ、袋だたきにあうかもよ・・・
しかし、ここは日本だし、日本人のやさしさを出さねば。と思い、勇気を振り絞って教えてあげようとしたのですが、英語でどのように言ってあげればいいのかわかりません。
24階から1階までエレベーターはまもなく着きます。しかたがないので、とっさに出た言葉がこれでした。
「エクスキューズ ミー (彼の股間を指さしながら・・) ユー アー エロティック。ベリー デインジャラス。」
指さされた彼も、仲間も何を言わんとしているのか理解してくれ、笑顔でエレベーターを降りることができたのです。
やっぱり言ってよかったぁ~。と思ったのでした。
同じような事が、今度は女性バージョンでありました。
見本市に出展した際、弊社ブースにやってきたパンツ姿の女性の ”社会の窓” が全開しているのです。
・・・どうしようかな?言ってあげた方がいいかな?でも今度は女性だし、初対面だし、年頃だし・・・
でも、勇気を振り絞ったのです。
「ねぇ、あなたから見て私って見た目信頼できると思いますか?・・ある!よし、ちょっとこっちに来てください。」
ブースの隅にある荷物置き場に入ってもらい、小さな声で 「ファッションだったらゴメンなさい。社会の窓が開いているのが気になって・・。ここで直して・・。お礼はいいから・・。」
勇気というのは、ためらったら衰退するものです。
いや今回の場合、空いた窓から奥を見る勇気がなかっただけかも。
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コメント一覧
コメントありがとうございました。
情報感謝します。
早速次回から使いたいと思います。
こんにちは
社会の窓とはよく例えたものです。
気になっても口に出せないことって多いですよね。
ちなみに社会の窓は
Your fly is open!
だそうです。