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梅雨2012

ここんところ雨が続いています。

それもそのはずで梅雨だからです。

・・・ん?梅雨ってなんで ”梅(うめ)の雨” と書くんだろう??・・・

素朴な疑問です。

さっそくネットで調べてみたら、さまざまな説がありました。

1.   梅の実が熟す時期という説

2.   「毎」日のように雨が降るので「梅」という字が当てはめられたという説

3.   普段の倍、雨が降るから 「倍雨」 → 「梅雨」 とこじつけた説

どれが本当の語源なのかわからないということですが、調べてみるとなかなかおもしろいモノです。

ついでに五月雨(さみだれ)という言葉も梅雨の別名だそうです。

これは梅雨時期が旧暦の5月ごろに由来するということで、雨が立て続けに降ることを意味しているのでしょう。

そういえば続けざまに何かが起こることを 「五月雨式」 って言います。

こうやって考えていくと日本語ってホントに素晴らしいです。

手紙を書いても、会話の中にも、常に季節を感じさせる言葉があり、もてなしの気持ちが心をなごませます。

「鬱陶(うっとう)しいですね。」 「よく降りますね。」 「カビが生えてきそうですね。」

雨をもじった季節の言葉ってまだまだあり、春雨(はるさめ)、秋雨(あきさめ)、時雨(しぐれ)、小糠雨(こぬかあめ)、氷雨(ひさめ) など等。

「春雨じゃ、濡れて参ろう。」

時代劇 ”月形半平太” の有名なセリフですが、春の雨だから冷たくないので傘をささずに濡れていくという事ではありません。

春雨というのは、霧のような雨のことで、傘をさしていても横からも足元からも入ってきて、結局濡れてしまうので、傘はいらないという事なのです。

武士らしいカッコイイ言葉じゃないですか。

私もいつかは言ってみたいです。

モノ忘れを指摘された時に明るくふるまった言いわけ、

「そんなことは梅雨(つゆ)知らず」 なんてね。

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