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ここだけの話

「ここだけの話だけど・・」

このセリフ、よく耳にします。

さらに話の前置きに 「誰にも言っちゃダメだよ。」 と言われると、緊張感がでます。

伝える側は妙に声のトーンを落としてくるし、聞き手は顔を近づけ耳をそばだてます。

そして話の内容が大きい、小さいにかかわらず、話が終わるとしばらく沈黙があります。

「・・・へぇ~、そうなんですか」

「な、すごいだろ」

つまり伝える側は、言いたくて仕方がないのです。

また 「ここだけの話なんだけど・・誰にも言っちゃダメだよ・・」 なんて言われると聞き手は、

「無理です!」 とか、「そんな話は聞きたくありません。」 とか言いません。

「なんですか?」「オレを信用してください。」 と、話を聞きたいモードに入ります。

これは小噺、ある男が、友人に

「いいか、ここだけの話だぞ。誰にも言うんじゃないぞ。八百屋の女房と床屋の若いのがデキいるんだって。」

「えっ、それ本当かよ。」

「本当だって。お前だから教えてやってるんだからな。」

「ああ、ありがとう。誰にも言わないよ。」

でもこの友人、違う友だちに話してしまいます。

「いいか、ここだけの話だからな。誰にも言うなよ。実は八百屋の女房と床屋の・・」

そうして、話はどんどん広がっていき、最後には道の真ん中で大声を上げながら

「お~い、みんな集まれ!いいか、ここだけの話だぞ。誰にも言うんじゃないぞ。八百屋の女房と床屋の・・」

というヤツもでてくるというオチ。

“町内で 知らぬは 亭主ばかりなり” 昔からあるこの言葉、実に信ぴょう性があります。

情報は必ずどこかで漏れることを意識しておかなければならないということです。

でも今回の話、ここだけの話にしておいてくださいね。

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