(日本語) レモンシュカッシュ | SHICHIFUKU TOWEL CO.,LTD.

2012/06/06| 七福萬来

(日本語) レモンシュカッシュ

Sorry, this entry is only available in Japanese.

東京・立川に行きました。ここを訪れるのは二十年以上ぶりです。

東京郊外の駅前風景は以前のイメージはなく、都心そのものでした。

・・・あれぇ？！あれれ？？・・・

多くの人が目的地に向かって行きかっています。

当然私も立川にある得意先との打ち合わせで訪れたのですが、少々早くに着いてしまいました。

時間つぶしに、付近の商業施設を視察する事にしました。

洗練された専門店や百貨店を回遊しているうちに、何か足跡を残そうと買いモノをすることを思いつきました。

色々考えたあげく、この日は汗ばむ陽気だったので、半袖シャツを買うことにしました。

百貨店の紳士売り場へ行くと、男性販売員が近寄ってきて、声をかけてきます。

「あのぉ～開襟シャツってありますか？」

「開襟シャツ？！ですか？？う～ん」

広いシャツ売り場だったのですが、開襟シャツというのは今や販売していないとのこと。

開襟シャツ自体、時代遅れのスタイルなのでしょう。

“立川で買う開襟シャツ”　というフレーズが今日の私にとってピッタリだったのですが、残念です。

打ち合わせまでまだ４０分あり、駅から少し離れたところまで歩いて行き、小さな喫茶店に入りました。

レトロなイメージというより、むかし懐かしい軽食喫茶店です。

カレーライスやナポリタンスパゲッティは銀のお皿で出てくるような感じの店。

ウエイトレスというよりご年配の女給さんが注文を尋ねてきます。

出されたメニューを見ると、コーラ、オレンジジュース、カルピス、クリームソーダ・・と懐かしい感じの文字が並んでいました。

・・・何かいい感じだぞ。これでこそ立川！・・・

「レモンスカッシュお願します。」そう注文すると、女給さんはカウンター越しにいる店主に向かってこう言いました。

「”　レスカ　”　ひとつ！」

・・・レスカ？！・・・

レモンスカッシュを略して　”　レスカ　”。このフレーズを耳にしたのは何年振りだろうか。

東京・立川。風景は変わっても、いい感じも残っています。