眠れない夜 | 七福タオル株式会社

2012/05/09| 七福萬来

眠れない夜

不眠症といわけではないのですが、昨夜は眠れませんでした。

午後１１時過ぎ、会社から帰宅し、夕食というより夜食を食べました。

間食していないにもかかわらず、遅くの食事は食が進まないのは不思議です。

さっさとお風呂に入り、ベッドに横になるとどんどん目がさえてきました。

・・・あれ？なんで眠くならないんだ？・・・

何気にテレビをつけると、WOWOWで　映画　”アイズ　ワイド　シャット”をやっていました。

この映画、トムクルーズ主演の映画ですが、スタンリー・キューブリック監督の遺作映画として話題になり、私も今までに数回見たことのある作品です。

スタンリー・キューブリック監督といえば　”２００１年宇宙の旅”　”機械じかけのオレンジ”　”シャイニング”　等々衝撃的な作品を残しました。

１７歳の時、彼の作品を初めて見た感想は　「ワケワカラナイ」　でしたが、映像が目に焼きついたのも事実です。

“アイズ　ワイド　シャット”　は、言葉でうまく表現できませんが、倦怠期を迎えた夫婦が妄想と現実に翻弄させられるストーリーです。

神秘的で、恐怖的で、美的で、性的欲望のある映画で、見る人によって解釈は異なります。

眠気を迎えるためにテレビをつけたのですが、とうとう最後まで見てしまいました。

時計を見ると午前２時５０分。

・・・やべぇ、もう寝なきゃ・・・

そう思って、テレビを消し、目を閉じましたが、”アイズ　ワイド　シャット”の映像が目に焼き付いてしまい、一向に寝付かれません。

そう、すっかり映画にかぶれてしまい、自分がトムクルーズになってしまったのです。

それでも寝ようと努力し、数を数えることに・・・

ワン　ツー　スリー　フォー・・・　なぜか英語になっている自分に失笑しながら、午前５時過ぎまで眠れません。

それでもやっとうとうとし始めたら、枕元に置いてある携帯電話が鳴りました。

「河北様ですか？」　誰だかわからない声に恐怖心を覚え、「・・はい」　と答えると警備会社の人からでした。

「七福タオル様本社玄関の自動ドアが開いたみたいです。（自動ドアの）電源を切っていなかったのが原因です。」

おそらく、新聞配達の方が玄関にあるポストに新聞を投入する時に、自動ドアが開き、警備センサーに感知したのでしょう。

おかげで昨夜は　”アイズ　ワイド　シャット”（・・目を閉じる）　とはいきませんでした。