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ドキドキの税務調査

税務調査のため3年ぶりに税務職員がやってきました。

「何かネタをつかんできているのでしょうか?」

事前に税理士先生に聞くと、「ソレハ、ワカラナイ。デモ ダイジョウブジャナイデスカ。」 と奥歯になにか引っ掛かった回答が・・。

そして当日 やわらかな雑談から調査が始まりました。

「それでは帳票を見せていただけますか?」

・・・ああっ!いよいよ始まった!!・・・

調査官が帳票をリズムよくめくっている時はいいのですが、時おりその手が止まると、何かを見つけたような空気が流れます。

・・・うっ!何を見てるんだ?・・・

その手が再び動き始めると、ホットしますが、手が止まった後、フセンを取り出すと一気に緊張感が高まります。

・・・おおっ!フセンが出た!どこに貼るのか?・・・

「何か見つけましたか?」 思わず職員に声をかけます。

「いや、別に・・気にしないでください。」

・・・気になるって!・・・

私の言葉を無視するように一発目のフセンが貼られます。

・・・貼った!どこだ?どこだ?どこに貼ったんだぁ!?・・・

さらに、もう一枚、もう一枚とフセンが貼られていきます。

・・・ええっ!?なんだなんだ?!そんなに不審なところがあるのかよ?・・・

「何か見つけましたか?」 思わず同じ質問が口から出ます。

この重圧感、圧迫感、悪いことしているわけでないのに、焦燥感が出てしまうのはワケがあります。

過去3回の税務調査では、申告漏れがなく、今回もパーフェクト試合を達成したかったのです。

調査は、3日間の予定でしたが、予定より早く2日間で終わりました。

「後は持ち帰って検討し、後日ご連絡します。」との職員の一言に、ホットしながらもフセンのついた書類が気になります。

税務調査・・ドキドキです。

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