2012/04/18| 七福萬来
(日本語) 朝のニュース
日曜日、娘は部活動のため朝早くから出かけ家にいないし、カミさんは買いモノに出かけ、私は家に一人。
庭掃除をしたあと、とくにやることもなくゴロゴロしていると眠くなってくる。
天気のよい日曜日に家でゴロゴロし昼寝をするのは、贅沢な気分です。
昼寝をしたにもかかわらず、夜はお酒をたくさん飲んでしまい、午後9時にはぐっすりでした。
そして、午前4時・・ぱっちりと目が覚めてしまいました。
なんとか寝ようと努力しましたが、眠れそうにないので、テレビをつけるとNHKニュースが映り、まぶしい画面からアナウンサーの声が、
「落語芸術協会では・・円楽一門会と立川流の・・」
・・・ん?!落語のニュース??えっ何なに・・・
この話をするのに、説明を少々。
東京の落語界には『落語協会』『落語芸術協会』『円楽一門会』『立川流』の4つの団体があります。
その内、『円楽一門会』と『立川流』は、1978年、1983年に『落語協会』からそれぞれ脱退しました。
東京に定席の寄席(1年中落語が見れる場所)は4つあり、10日間づつ『落語協会』『落語芸術協会』が入れ替わりで興行しています。
脱退した『円楽一門会』と『立川流』は、その寄席といわれる定席小屋に出れなくなっていました。
今朝のニュースは、『落語芸術協会』が脱退した『円楽一門会』と『立川流』の一門を迎え入れ、今年の夏から寄席興行を一緒にすると決めたという報道だったのです。
・・・へぇ~、やっぱりな。・・・
それぞれの会派の創始者 先代三遊亭円楽、立川談志 が亡くなり、残された弟子たちが古巣の『落語協会』に戻るか、『落語芸術協会』に合流するか、動向が注目されていました。
寄席に『円楽一門会』と『立川流』の落語家が出演してくれることはファンにとってうれしい限りです。
そういえば、春風亭昇太さん(落語芸術協会所属)からこんなことを先日お聞きしたのを思い出しました。
「8月中席(11~20日)に新宿末広亭で主任(トリ)をとる。」
おそらく、この時に『円楽一門会』『立川流』が参加してくるのでしょう。
誰が一緒に出演するのかはわかりませんが、鳳楽、円楽、志の輔、談春、生志・・の名前が新宿末広亭の看板に並ぶことを考えただけで、身震いがする思いです。
気がつくと、窓の外は明るくなっていました。
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コメント一覧
コメントありがとうございます。
歌丸師匠と円楽師匠は、普段仲はいいです。
歌丸師匠の決断は、寄席の席亭(オーナー)側から、お客様が入らないと経営が成り立たないので、受け入れるように要望されたのです。
全国各地で行われている人気落語家によるホール落語会は人気がありますが、365日毎日興行している寄席の現実は厳しいものがあります。
このニュースは、寄席興行の活性化にもなるでしょう。
そのニュース私も見ました。
立川流の脱退は知っていましたが、円楽一門もそうだったのですね。
笑点では円楽師匠とのバトルが当たり前のように感じていたので意外でした。
歌丸師匠よく決断しましたと思ったのですがそうですか?
これで落語がより楽しく聴けるようになれば、良いですね