2012/03/09| 七福萬来
(日本語) 夢の二人会2012エピソード4
「2回のみならず、3回目の二人会が実現できてうれしいですが、ありえない二人会を重ねる度に大それたことをしてしまったと思っています。」
夢の二人会の開演前にホテルの一角にあるコーヒーショップで、志の輔師匠に言いました。
すると志の輔師匠はにんまりと笑顔を浮かべながら
「最初はいつもお世話になっている昇太さんに頼まれ、2回目は河北ところの50周年記念だから、断る理由がないじゃん。今回は今治タオルのため来たんだ。気にしなくていいんだよ。」
昇太師匠とは、数ヶ月前に東京で飲みに連れていってもらった時、こんなことを言ってくれました。
「オレ二人会では飛ばすからな!期待してろよ!」
両師匠とも日本全国引く手あまたの人気落語家で、独演会でもなかなか実現できないのに、二人会なんて超ありえないことです。
二人会終了時に回収したアンケートを読んでみました。
「凄かったです!」「笑いました。泣きました。感動しました。」「素晴らしかった!」 とお喜びのお声がいっぱいです。
「すごいパワーです。」「生着替えおもしろかったです。」「お嫁さんが見つかりますように。」等など昇太師匠へのメッセージ。
「さすがです。魅了されました。」「濃厚な一席でした。」「心が満たされました。」等など志の輔師匠へのメッセージ。
「前から二番目に座っていたのわかりましたか?」12歳の女の子や「87歳の姉と一緒に楽しく聴かせてもらいました。」年齢幅の広いところも見え隠れしました。
でも一番多かったのは 「また来てください。」
アンケートを読みながら思ったのは、みなさんあたたかいということです。
志の輔さん、昇太さんも、同じくあたたかい。
もっとわかりやすく言うと、家族というか、アニキのように接してくれています。
お見送りの松山空港で最後の挨拶をしたとき、「楽しかったよ。」と志の輔さん 「オレもな!」と昇太さん。
そして保安検査所に消えた後、言葉を失って立ちすくしていたら、今度はガラス越しに手を振ってくれる二人。
・・・行っちゃう・・・
涙がこぼれそうになりました。
その夜、午後9時過ぎに志の輔さんから電話が・・
「帽子をどこかに忘れてきた。探しといてくれる?・・。」
・・・アニキ ガッテン!です。・・・
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コメント一覧
コメントありがとうございます。
きっと今治公演でのことをお話しされていたのでしょう。
いろんなところで、こういったお話をされることうれしい限りです。
「夢の二人会」開催、おめでとうございます!
木曜日、近所であった昇太さんの独演会に行っていました。
そのオープニングで昇太さんが「最近東京で見なくなったCM」として、
お塩のCMのことを仰っていました。
私は直ぐ「これって今治に行った際に見たやつなんだろうな〜^^」と思ったことでした。
あと、「地方に行く時には気の合うひとと一緒に旅に出る」とも仰られていたので、
今治も本当に楽しかったんだろうな〜!と思ったことでした。
コメントありがとうございます。
ご意見感謝します。
落語会が定着するればこんなに素敵なことはありません。
派手でなく、二人のつながりのある形ですね・・。
一考します。
おはようございます
二人会が個人的繋がりから発展してきて、こんなになったのはすばらしいことですね。
その世界の事情を知らない自分が勝手に思うには、派手でなくてもいいし、必ず2人同時でもなくてもいいから、2人に繋がりのある形で、
落語会が定着して、毎年の今治の風物詩の1つとして町おこしや今治タオル普及に繋がればいいのになと思います。
スケジュール調整や準備にあるいは方向性に課題はあると思いますが、今回大それたことをやってしまったのですから、是非御一考を期待します。
なんか利用するようで申し訳ないのですが。