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カジノ大会

得意先のご招待で、半年ぶりの韓国・ソウルにやってきました。

宿泊先はソウル中心部から少し離れたホテルで、カジノが併設されています。

そのカジノ会場でバカラ大会が開催されていました。

バカラというゲームがどのようなルールなのか知らないので、あまり気にしていませんでしたが、その内に表彰式が行われ始め、会場にアナウンスが流れます。

それが韓国語だけでなく、日本語でもアナウンスされていたのです。

「それではまず敢闘賞です。敢闘賞の賞金は2,000万ウォンです。」

・・・2,000万ウォンということは、140万円か、すげぇ・・・

スロットマシンをしながら、聞こえてきた内容に驚きました。

「続いて3位です。3位の賞金は5,000万ウォンです。」

・・・5,000万ウォン?つうことは350万円?!・・・

「2位の発表です。2位の賞金は9,000万ウォンです。」

・・・おおっ、630万円!?ということは、1位はいったいいくらなんだ?!・・・

すでにスロットマシンをやる手は止まっていて、いくらなのか気になって仕方ありません。

「優勝者の発表です。優勝賞金は3億ウォンです。」

・・・3億ウォン!2,100万円!!・・・

金額にも驚いたのですが、なぜ韓国でのカジノ大会なのに日本語でもアナウンスしている理由がわかりました。

敢闘賞・3位・2位・優勝のすべてが日本人だったのです。

おそらく他にも多くの日本人が参加していたのでしょう。

普通は海外での大会に我が同邦が活躍していたら喜ばしきことですが、この時ばかりは何故か不思議な気持ちになりました。

それもそのはずで、昨年上場会社の経営者が会社のお金をカジノに使ったかとが公になり、大きなニュースになったからです。

カジノっていうのは遊びですが、身の丈にあった遊び方をしないと大やけどを負う事になります。

私の場合は博才(ばくさい)がまったくないことを自覚しているので、勝っても負けてもカワイイものです。

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