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(日本語) 雪化粧

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今年の大雪は北海道・東北・北陸地方のみなさんにとって大変なことだろうと思います。

一晩で数十センチ積もり、テレビで見ると道路の脇に除雪された雪はまるで壁のようになっています。

通勤通学も大変ですが、毎日の生活に除雪作業しなくてはならない事は、想像をはるかに超える苦痛でしょう。

私の住んでいる今治は、雪が降ってもほとんど積もることがありません。

逆に雪が降ると興奮さえします。

先日、朝起きていつものように出かけようと玄関を出ると一面雪でした。

車も屋根も道路も真っ白です。

積雪3センチぐらいでしょうか、思わず声が出てしまいました。

「うわぁ!」

車の窓ガラスの除雪を簡単にした後、携帯カメラで写メを撮ると、家の中からカミさんが娘を起こすのに声をかけていました。

「早く起きなさいよ!・・雪が積もっとるよ!」

それを受けて、娘は二階から降りてきて窓の外を見たのでしょう。

「うわぁ!」

その声に親子の血のつながりを感じました。

会社まで車で15分足らずの距離ですが、その日ばかりは30分かかりました。

みんな雪に慣れていないので、ユルユル運転なのです。

あとで聞いた話によると今治市内だけでかなりの事故があったそうです。

でも音もなく しんしん と降り積もった雪は、やはり神秘的でした。

なにせ、風景を一変させたのですから。

『トンネルを抜けるとそこは雪国だった。』 と書き出した小説「雪国」の著書・川端康成先生の気持ちがよくわかります。

サプライズなのです。

今治城の雪化粧もとても美しく、フェイスブックには今治のお友達がいろんな雪風景を書き込んでいました。

しばし今治の雪を楽しんだ朝でしたが、春はもうすぐです。

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