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(日本語) ミッキー・カーチスさんという人物

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ミッキー・カーチスさんの対談ライブを見に行きました。

私は彼の事をあまり知りません。

でも顔も名前も何をやっている(いた)人かぐらいはわかります。

・・・おもしろそう・・・

対談は、松山・子規記念館での新道後寄席というイベントで行われました。

コラムニストの天野祐吉さんの進行により、ミッキー・カーチスさんの半生が明らかになってきます。

本名 加千須ブライアン(かちすぶらいあん)さんといい、お母さんは英国の父と日本人母のハーフで、お父さんは日本人の父と英国人母のハーフだったそうです。

ハーフ&ハーフの間に生まれたのが、ミッキー・カーチスさんです。

昭和12年東京生まれ、戦時中は親子ともども周囲からスパイでないかという目にさらされ、上海に疎開し、戦後日本に戻ってきました。

日本では親族を頼って隠れるように生きなければならないほど、差別を受けたと言っています。

そして戦後18年経って、ロカビリーブームに乗り、一躍人気者に躍り出ます。

「わずか戦後18年で、世の中こんなに変わるなんて」 と、当時の事を振り返っていました。

考えてみれば、そうかもしれません。

今の時代は18年はおろか5年、10年で世の中一変することがなんと多いことか。

ミッキー・カーチスさんの芸名は、生まれたての時、祖母が耳の大きい孫をミッキーマウスに見立てて、ミッキーと呼んでいたところからきているとのこと。

その後、音楽活動だけでなく、俳優業、彫金師 等 多彩な活動を行っています。

さらに立川談志一門にもなり、ミッキー亭カーチス という名前で得意の落語も披露しています。

彼の演じる落語は、古典落語ですが 必ず外国人が登場します。

有名な小噺 「裏の空き地に囲いができたってねぇ。」 「へぇ(塀)~」 を彼が演じると、

「裏の空き地に囲いができたってねぇ~。」 「ヘイ!」になります。

彼の生い立ちには、察するに余る苦労もあった事と思いますが、それを逆手にとり独自性を出した生き方をされ、成功しているのでないかと思いました。

来年1月公開予定の 「ロボジー」 という映画では、74歳のミッキーさんが主役を務めます。

この映画、ミッキー・カーチスさん(役者名は五十嵐信次郎)の魅力がいっぱい詰まった作品のようで、すごく楽しみです。

そんな期待を持たせた、対談ライブでした。

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