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(日本語) 身内モード

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地元銀行の新任担当者が弊社へ来ました。

「はじめまして、今年入行しました○○と申します。よろしくお願いします。」

声もはきはきしていて、すがすがしい青年です。

それもそのはずで、ずっと野球をやってきて、母校である今治北高時代には甲子園にも出場したという事です。

「へぇ~、あの時に甲子園に行ったんだ!スゴイじゃないか。」

愛媛県立今治北高等学校が、春夏合わせて初めて甲子園のキップを手にした時の選手だったのです。

彼は実力がありベンチ入りしましたが、選手としてベンチ入りできない同級生の選手が3名いたそうです。

ただ選手でなくスコアラーとして1名はベンチ入りできるので、甲子園で最低でも2回勝つことを同級生に約束したとのこと。

そうすれば、同級生の3名は順番に甲子園のベンチに入れるからです。

ただ現実は厳しく、1回戦は勝ったものの2回戦で敗退してしまい、最後の同級生はベンチに入ることができませんでした。

「同級生にはホント申し訳なく思っています。」

「そうかもしれないけど・・」

彼の言葉があまりにも真摯だったので、あとの言葉を考えてしまいました。

・・・自分だったらどうだろう?逆の立場だったらどうだろう?・・・

「うまく言えなけど、人生のタイミングじゃなかな。いい思い出だよ。うらやましく思うよ。」

それから、銀行取引の話をしはじめましたが、入行数カ月の新入行員さんが提案できるわけでもなく、現在取引をできてない理由として、タイミングという例を出しました。

「取引もタイミングだよ。貸したい、借りたいと思っていても、条件が合わない場合もあるし、そうでない場合でも取引することもある。タイミングを待ちましょう。」

仕事の話は終わり、また他愛もない話をしていると、彼の母方の祖父は今治市内でタオル会社をやっていたとのこと。

しかもよく知っているタオルメーカーで、そこには娘さん姉妹がいて私の幼なじみでした。

ということは、彼のお母さん事を私はよく知っています。

「マジかよ・・。あなた○○ちゃんの息子さん?」

ビジネスモードから一気に身内モードになりました。

タイミングはいろんな角度からやってくるものです。

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