2011/10/12| 七福萬来
27年ぶりの三遊亭鳳楽師匠
三遊亭鳳楽(ほうらく)師匠の今治での独演会に行ってきました。
鳳楽師匠は、前の三遊亭円楽さんの総領(一番)弟子で、本格落語家として若手のころから売れっ子です。
主催は今治市内にある割烹店で、店主は私の幼なじみです。
「おいおい!お前ぇ~鳳楽師匠を呼んで落語会するんだって~。」
「すごいだろ。」
話しを聞いてみると、日本酒の蔵元さんが鳳楽師匠の後援をしていて、仕入先様である蔵元さんの口添えで今治にて落語会+宴会をやる事になったとのこと。
・・・鳳楽師匠とはスゴイ。・・・
鳳楽師匠の落語は、本格派なのですが、わかりやすく、艶っぽさが魅力です。
落語会では、「掛け取り~尻餅」と「抜け雀」を演じられました。
さすがと思うぐらい、いい高座でした。
鳳楽師匠のいい高座といえば、今から27年前、故円楽さんが作った若竹という寄席オープン初日のトリ(一番最後の出演)の事を思い出します。
その時は 「目薬」 というちょっとエロっぽい噺をしました。
ある男が目を患(わずら)い粉薬をもらってきます。
説明書には ”こなぐすりを めじりにつけること” とひらがなで書かれていましたが、字の読み書きが苦手な男は ”めじり” という文字を ”女しり” と読み違えてしまいます。
そこで、自分の女房に 「四つん這いになって、着物をはしょて、尻を出せ」 といい、女房の尻に粉薬をつけますが、その描写が艶っぽいのです。
結局、女房は我慢しきれず男の顔に向かっておならをし、その風力により男の目に粉薬が入るというナンセンスな噺。
当時若かった私は、そのナンセンスなストーリーより、リアルなイメージが先行し、ドキドキした覚えがあります。
落語会終了後の宴会の席で、エロい小噺を披露してくれました。
男「キスしていいかい?」 女「またにして」
女「キスしてくれる?」 男「たまにね」
さらに小噺はエスカレートしましたが、27年前と同様・・いや、さらにドキドキしました。
まさに円熟・・いや艶熟の芸です。
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