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東大卒が二人

東京大学を卒業された愛媛県庁の局長と国の出先機関の部長さんがご来社されました。

経済状況の把握をするためのヒアリング調査が目的です。

「私たち、経済産業省の出向職員です」 

「ということは、キャリア ですか?」

「そうです。」

「ということは、お二人とも東京大学?!」

「そうです。」

東京大学の出身の方にはたくさんお会いしているし、知り合いもいますが、二人並ぶとちょっとすごいです。

低学歴の私にとって、コンプレックスを通り超えて、憧れにも似た感じです。

「経済産業大臣がわずかの期間で辞職しましたが、それって省内の人たちから見てどうなんですか?」

東大A 「どうって、特別な思いはありませんよ。なぁ!」

東大B 「うん、想定内のことですよ。」

・・・ううっ、言葉が重い。さすが東大!・・・

「でも、不適切な発言して辞職しましたが・・」

東大A 「張り切り過ぎたんじゃないでしょうか?大臣になられて急にマスコミに取り囲まれるし。なぁ!」

東大B 「そうそう。テンぱっていたというか、余裕がないというか、だからついついセンスのない言葉が出たと思いますよ。」

・・・おおっ!的確な指摘だ。さすが東大!・・・

頭のいい人たちを目の前にすると、ついつい背伸びをしてしまい、やがてボロが出てきてしまいそうになります。

頭のいい人たちっていうのは、自分の意見と他人の意見を比べながら自己を磨くのです。

つまり、利口な人たちの間には ”おバカさん” が必要という事になります。

それに比べ 全員 ”おバカさん” だけだと みんながもっと ”おバカさん” になると、志の輔師匠は言っていました。

なのでみなさんの周りにも必ず ”おバカさん” がいるものです。

もし、”おバカさん” が周りにいないとすると、それはあなたかもしれません。

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