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受験生と天候

2月がもうすぐ逃げてしまうぐらいな月末にかかってきました。

プライベートことですが、私の子供は大学受験真っ盛りの高校3年生がいます。

今月に入り、受験のため何度か上京しています。

なんとか希望の大学へ合格しますように・・と受験生の親なら当然の思いであり、私も例外ではありません。

先日の志の輔師匠の独演会で紹介された、心温まる実話です。

石川県輪島にある学校へ受験しようとした女の子が、JRで移動中、大雪のため列車が止まってしまいました。

受験をあきらめかかった子供に対して同行していた母親が、

「あきらめるんじゃない!」と一喝し、娘と一緒に列車を降りて雪道を受験会場目指して歩き始めました。

4時間大雪の中歩き、途中のガソリンスタンドで、給油している大型トラックの運転手にお願いをし、トラックに同乗させてもらいました。

母親は、体が冷え切って疲れている娘に、「あなたは寝なさい。」といい、自分も寝てしまったら運転手の人に申し訳ないと、お礼をずっと繰り返していました。

そのトラックは、仕事先である大阪の途中である金沢まで乗せていく予定でしたが、

「自分にも同じ年頃の娘がいるので、気持ちはわかります。」

と言って、輪島まで乗せて行ったそうです。

おそらく自分の仕事が、かなり遅れしまうことは覚悟の上だったんでしょう。

結果、受験会場に試験開始時間10分前に到着しました。

想像ですが、受験会場にスピードを出した大型トラックが横付けしたシーンは、まるで映画のクライマックスのようだったでしょう。

娘は受験科目である、小論文でトラックの運転手さんへの感謝のことを書き、合格したそうです。

子を思う親、それを支えた見ず知らずの運転手、そして感謝の心を持った娘。

すてきな話です。

コメント一覧

  1. 七福タオル より:

    いい出会いがありますように・・。

  2. 匿名希望 より:

    すばらしいお話です。
    改めて、親子の絆、人のつながり・めぐり合いの大切さを感じました。
    私も今までたくさんの方とめぐり合い、そのなかで数々の別れもありました。どれも貴重な経験です。
    そして私も人の親という立場であり、子には私以上に多くのめぐり合いを経験しその中ですばらしい絆を築き上げて欲しいと思います。

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