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(日本語) あの日~東日本大震災~4

Sorry, this entry is only available in Japanese.

3月11日午後10時過ぎ・・・。

大阪・和泉佐野市内のビジネスホテルの1室に私はいました。

客室の電話から息子に連絡しました。

・・・つながるかな?・・・

コール音のあと、聞きなれた息子の声が耳に入ってきました。

「ヨシキか?お父さんだ。」

「あっ!うん。」

「大丈夫だったか?・・ああそうか、それは良かった。結局、東京へ行けなかったよ。ん?今、大阪だ。」

息子は地震発生時、たまたま自分の部屋にいたそうです。

かつて経験のない揺れに、言葉少なげに 「怖かった。」と言っていました。

そして明日午後2時 松山空港行きの飛行機を予約したので、一人で羽田空港へ行くように言いました。

ただ、電車がストップしているかもしれないし、かなりの混雑が予想されるので早い目に部屋を出ること、余震のこともあるので、地下鉄よりは地上鉄道の方がいいということ、など等を指示。

私も、息子が松山空港に到着する時間に合わせて、大阪空港からの便を予約しました。

とりあえず、明日の予定が決まったので、コンビニで買った弁当を食べながら、テレビを見ました。

地震発生時の瞬間映像、津波の映像、逃げまどう人たち、崩れ落ちるビルの窓ガラス、火災発生のライブ映像、避難現場からの中継、総理大臣の会見・・そして次々と速報される余震情報。

・・・これ日本?映画のワンシーン?・・・

チャンネルを変えても、どの放送局も地震報道をしています。

民法はコマーシャルなしです。

・・・こりゃ大変だ。・・・

リモコンを持つ手が自然と震えてきます。

ビールを買っていたのですが、飲む気がしません。

そのうち、チャンネルを回しているとペイテレビになり、アダルトビデオが放映されています。

・・・はぁ!こんな時に呑気(のんき)なものだな。余震が起こるかもしれないのに。・・・

この番組を見ている人は、災害に気がつかないだろうと思いながら、チャンネルを変えようとすると、アダルトな映像に地震速報が表示されました。

・・・おおっ!これなら安心!・・・

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