新ランドマーク | 七福タオル株式会社

2011/03/04| 七福萬来

新ランドマーク

「河北さんじゃないですか。」

ＪＲ博多駅構内を歩いていたら、突然声をかけられました。

「ああ、○○さん。どうしてここに？確か今、大阪ですよね。」

○○さんは、弊社の得意先である大手小売の販売マネージャーをしています。

「そうそう、実は今回うちの会社が九州に出店したので販売応援にきたのよ。」

「なるほど・・。」

九州での突然の声掛けにびっくりしましたが、旅先での出会いはうれしいものです。

ＪＲ博多駅に大型複合商業施設が出来上がり、私はその内覧会に招待されていました。

九州新幹線全線開通をにらんでの大型プロジェクトの一環として出来上がったこの大型複合商業施設　”アミュプラザ博多”は、バカでかいスケールを持っていました。

阪急百貨店、東急ハンズといった大型ショップから、専門店も百店舗以上あります。

新しい商業施設なので、館内はとてもきれいで洗練されていて、趣向もあります。

例えば、館内のトイレはフロア別にレイアウトが違っていて、あるフロアの女子トイレは鏡の前に椅子が置いてあり、ゆっくりと化粧直しができるようにもなっているとのこと。

そうなってくると、すべてのトイレを見てみたい気持ちになるでしょう。

またエレベーターホールには、大型ディスプレイがあり、カメラで待っている人を映し出しています。

ただ映し出しているわけでなく、人の顔を認識してお面をかぶせたり、明太子のかぶり物をかぶせたり、手を動かすと手から桜の花びらが散るように見せたり、とにかくエレベーターの待ち時間を気にさせないような配慮がされています。

・・・これはスゴイ、コミュニケーションだ！・・・

弊社の得意先も数社出展しており、館内を回ってご挨拶回りをしました。

「開店おめでとうございます。」

そして夕方から、ある出展会社のオープニングパーティに出席し、おいしいもてなしを受けました。

仕入先といいコミュニケーションを取ろうとしている経営者の気持ちは、すごく伝わった暖かいパーティーでした。

ホテルに戻り、そろそろ休もうとした午後１１時前に、昼間出くわしたマネージャーから電話があり、

「せっかく旅先で会ったんだから、これから出てこない？仲間もいっぱいいるし・・。」

「望むところです。」

人とモノ、そして環境と、新スタイルのコミュニケーションは益々進化していく事でしょう。