人恋しい夜 | 七福タオル株式会社

2010/11/18| 七福萬来

人恋しい夜

・・・今晩、どうしようかな？・・・

１１月１６日火曜日・午後６時半、すでに陽の暮れた新宿で仕事が終わり、しばし考え込んでしまいました。

・・・このままホテルに入っても、夕食は一人か・・なんか寂しいなぁ。・・・

いつもはこんな気分にならないのに、今日に限って人恋しくなりました。

・・・そうだ！・・・

思いついたように、大学時代の先輩に電話し、

「河北です。先輩、今いいですか？」

「うんうん、ちょっとトイレに入っているから出たら電話する。」

・・・うんうんってきばっていたのか？？・・・

数分後、先輩から機嫌の良さそうな声で電話があり、

「なんだ？」

「いゃぁ～、東京にきているんですけど、一緒にメシでもどうかなって？」

「そうか・・悪りぃ～、仕事だぁ。今度な。また電話しろや。」

・・・そうだよな。急すぎるもんな。さてさてどうしようかなぁ。・・・

時計を見ると午後７時。

・・・映画でも見るか。いやいやそんな気分でないし。パチンコにでも行くか？いやいや疲れるだけだし。息子のところに行くかな？いやいやまだ帰っていないだろうし・・・。

しばし、新宿の街をぶらぶらしました。

すると、社員から電話があり、地元の仕事仲間が東京にきているとのことを知りました。

そしてその仕事仲間に電話すると、食事もしていないし、空いているとのこと。

「じゃあ３０分後にな。」

なんか一人でいるのがさみしい夜でした。

どうしていつもとは違う気分になったか？・・その理由が、わかりました。

街がクリスマスモードに突入していたのです。

店からはクリスマスソングが聴こえてくるし、それに合わせるように東京は寒かったのです。

クリスマスって不思議な力があります。