2010/11/01| 七福萬来
振る舞い
11月は旧暦で霜月(しもつき)といい、語源は霜の降りる月と言う事でしょうが、10月の十という数字は満ちた数でひと区切りとして上月になり、それに対して下月(しもつき)とする説もあるそうです。
いずれにしても昔から日本人は ”韻(いん)を踏む” のが好きなようです。
月の内で31日ある月とそうでない月があり、30日や28日・29日の月をまとめて 「西向く侍」と教えられました。
なぜかというと 「西向く」をひらがなにすると「に(2月)」、「し(4月)」、「む(6月)」、「く(9月)」となります。
侍は武士なので 「士」 という漢字をバラし 「十 一」に分かれ、「士(11月)」と言う訳です。
士を ”し” と読んでしまうと、語呂が悪いので ”侍(さむらい)”にしたのでしょう。
無理があるようですが、音で覚えてしまえば、このほうがわかりやすいのです。
これを学校で教えてくれたのか、親が教えてくれたのか 定かではありませんが、今でもよく思い出し生活や仕事の役に立っています。
最近の学校は、こんなことをちゃんと教えているのかしら・・?
年をとったせいか、ちょっと気になります。
語源だけではありません。
振る舞いも教えるべきだと思います。
先日、仕事仲間のお母さまが亡くなり、葬儀がありました。
お通夜に顔を出し、僧侶の法要の後、食事が振る舞われました。
そんな時は、できるだけその場に残るようにし、箸を付けるように心がけています。
そして遺族の人の話を聞いてあげることが、故人の功徳になると教えられたからです。
精進落とし、精進料理というのがあり、それとは異なるかもしれませんが、振る舞ってもらった物は、手を付けることが、大事であるということです。
ただ長居は無用で、きりのいいところで失礼をしなければなりません。
人としての立ち居振る舞いを伝えて行く事、大切です。
なんて偉そうなことを言っていますが、なかなかできる事ではないのも事実ですし、法要後は親族だけにしてあげるのも一考な場合もあります。
自然な振る舞いができる人、今で言うと ”空気の読める人” でありたいと思います。
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