(日本語) ウルトラマン一家の謎

2010/09/17| 七福萬来

(日本語) ウルトラマン一家の謎

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日本は平和な国だとつくづく思います。

ミラノに行っている時に、「スリに気をつけて！」　と多くの人に同じことを注意されました。

話を聞くとその手口は巧妙で危険な香りがします。

背負ったバックは、後ろからチャックが開けられ、中身を抜かれます。

ウエストポーチを腰に巻いた人には、妊婦を装った女性が近づき、腹でポーチを隠しながら、ポーチから財布を抜き取られます。

ジェトロ（日本貿易振興会）ミラノ所長の高橋さんは、エスカレーターの上り口でマッチョな男数名に囲まれ、羽交い絞めにされ、無理やり財布を取られたそうです。

こうなってくると、スリというより強奪です。

通訳をお願いしたファッションジャーナリストの田中美貴さんは、車で被害にあいました。

車には運転手も含めて４名乗っていて、信号待ちをしていると一人の男性が、外から窓をたたき、

「あなたの車はパンクしているよ。」　と運転手に声をかけてきます。

それで車を道路わきに止め、確認しようと車から降り、他の仲間も心配で車から降りたわずかの間に、車中に置いてあるバック類を盗まれたそうです。

アイスピックでパンクさせる役、パンクを知らせる役、路肩に止めた車からバックを盗む役、そしてバイクで持ち去る役、華麗なチームプレイです。

そんな話を聞いた後は、街歩きをしていても、みんなが敵に見えます。

それに比べ日本は平和です。

電車の網棚に自分の荷物を乗せたまま、下車してもその荷物は返ってきます。

手帳も免許証も落とした時も戻ってきました。

あるサイトで、こんな質問がありました。

「ウルトラマンはなぜ一家総出で地球の平和を守っているんですか？」

・・・くだらねぇ～。でもいい質問かも。・・・

そのサイトではお礼とアンサーが延々と続きます。

日本の平和は、そのようなサイトを面白がっている国民性から成り立っているのかもしれません。

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