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(日本語) 優越感・劣等感

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DSC03929.JPG東京出張です。

いつものように朝一便で東京に入り、得意先数社やデザイン事務所との打ち合わせや会議こなしていきます。

時間に追われた感じで、焦燥感が漂います。

そして午後6時過ぎに、ホテルにチェックインしたのですが、この時間チェックインカウンターが混んでいて、部屋に入るまで10分以上かかりました。

ただでさえ東京の不快な暑さで弱っているのに、待っている時間はイラついてしまいました。

私が不満気な顔をしていたせいか、高層階のフロアにしてくれました。

不快感は瞬時に消え去りました。

このホテルは、高層階のフロアはセキュリティがかかっていて、客室のカードキーをエレベーターにさしこまないと、目的のフロアボタンを押すことができません。

特別な感じがして、ちょっと優越感があります。

客室は、まずまずの広さで、トイレと浴室が分離してあり、快適でリッチな気分です。

・・・ラッキー! ん? なんだこの扉は?・・・

この客室は、内部から隣の客室に通じる扉があるコネクティングルームでした。

・・・へぇ~・・・

もちろん、その扉の鍵はかかっており、行き来できませんが、何となく秘密の扉っぽく感じました。

外に出るドアの内側に、非常時に避難しやすいように、このフロアの平面図が掲示されています。

それを見ると、隣の部屋はスィートルームのようで私の客室の4~5倍の広さがあります。

つまり隣の部屋はVIP用で、私の客室はそのお付きの人用っぽい感じです。

さっきの優越感は消え、劣等感に変わってきます。

・・・ちきしょう!見てろ!偉くなって、いつか隣の部屋に泊ってやる!覚えてろ!・・・

というものの、気になったのでパソコンから客室料金表を見てみました。

その瞬間、劣等感が消え去りました。

・・・爪を伸ばしちゃ、いかん、いかん。身の丈に合った生活が一番!・・・

そしていつもの私の戻っていました。

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