2014/11/21| 七福萬来
憧れの高倉健さん
映画俳優の高倉健さんがお亡くなりになりました。
高倉健さんをカッコいい男性として意識しはじめたのは、私が16歳のころ。
なぜ意識したかというと、やはり映画。
当時読んでいた小説が映画化され、その主演が健さんだったことがきっかけでした。
新田次郎さん著の「八甲田山死の彷徨」、森村誠一さん著の「野生の証明」 がそうです。
さらに「幸せの黄色いハンカチ」は、健さんの存在を決定づけることに。
大学生になってもその思いは強まる一方。
落語研究部だった私は、上方の新作落語 『昭和任侠伝』 に挑戦しました。
ヤクザ映画に心酔したとぼけた男の滑稽噺ですが、私はヤクザ映画というより高倉健さんに心酔した設定に変えました。
そのために、新宿昭和館というヤクザ専門のリバイバル映画館に通い、健さんの主演ヤクザ映画を見まくりました。
3本見終わって映画館を出る時には 私はすっかり健さんになっているのです。
影響受けやすい私が落語の主人公といってもいい。
我慢して、我慢して、最後に堪忍袋の緒が切れ、あの名セリフがでてくる。
「死んで貰います。」
・・・カッコいい・・・
その他、健さんの名セリフはあります。
「不器用ですから。」
・・・クゥ~しびれるぅ・・・
健さんを偲んで、名セリフ使ってみようかな。
シャーペンの芯を買いに行った時、店員さんに一言、
「芯を貰います。」
家のゴミ出しができなくて怒ったカミさんに一言、
「不器用ですから。」
とにもかくにも高倉健さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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