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ご機嫌いかが?

私の好きな言葉に 『ご機嫌(きげん)』 がある。

『好き』とは、多少ニュアンスが違う。

「好きな映画は?」「好きな歌は?」と尋ねられるより、「ご機嫌な映画は?」 とか 「ご機嫌になる歌は?」の方が気分より楽しくなります。

この『ご機嫌』、他にも使い方がある。

「ご機嫌よう」 「ご機嫌を伺う」 「ご機嫌を取る」 等など。

「ご機嫌が斜めになる」なんて言葉は、普段よく使う言葉ですが、粋な言い回し方でイカしていると思いませんか?

日本語ってステキと思うのです。

今年の年賀状に、”これで交流は最後にします” と言う意味の文がスミに記したものがありました。

ウチの大学の落語研究部を創部された大先輩からです。

年も離れているので、ここんところ20年近くはお会いもしておらず、年賀状だけのお付き合いになっていました。

毎年版画を使ってデザインされていて、今回は 『キップは買った 電車はまだ来ない 見送り不要』 とある。

そのスミに手書きメッセージがあったのです。

・・・えっ!何で?・・・ と 思いましたが、最後にもう一文 「ご機嫌よう」 と書かれてありました。

この一文に、先輩のスマートな振る舞いがあり、とてもカッコよく思ったのです。

ソチオリンピックで最高のフリー演技をした浅田真央選手。

日本国民があの感動の・・いやご機嫌な演技に酔いしれました。

そして帰国後、ショートプログラムの演技に対して、「あの子はいつも大事なところで転ぶんですよ。」と発言した森喜朗元首相について、これまたフリー演技に続きご機嫌な記者会見をされていました。

「今は発言を後悔されているんじゃないでしょうか?」

この一言で、ファンも、国民も、すべての人がスカッとし、救われた感があります。

その中でも 一番救われ、そしてご機嫌だったのは、森喜朗元首相かもしれません。

『ご機嫌』 をネットで調べたら、次のようなことが書かれていました。

<他人を敬って、その機嫌をとること。>

ということで、本日のブログはここまで・・ご機嫌よう。

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