2010/06/22| 七福萬来
リピーターの訳 エピソード4
いつもはインターネットで宿泊予約するのですが、今回は理由あって旅行代理店にお願いしました。
1泊目 名古屋の美食を楽しんだ後、夜10時にチェックインしました。
「河北ですが・・。」
「河北様お待ちしていました。恐縮ですが宿泊券をお持ちですか?」
「宿泊券?あっ!しまった!スミマセン忘れてきました。」
旅行代理店に発行してもらった宿泊券を会社の机の上に置きっぱなしにしていることに気がつきました。
「あ・あの、ちょっと会社に電話してみます。ひょっとしてまだ誰かいるかもしれないし、いたら取り急ぎファックスだけでもできますので・・。」
と、自分の携帯から電話しようとすると、フロントのスタッフが、
「よろしかったら、私のをお使いください。ここは高層階なので電波が不安定なものですので・・。」
なるほど!と思いながらお借りした電話で連絡したのですが、誰も出ません・・。
「誰もいないみたいなので、とりあえず宿泊代をお支払いしましょうか?」
「いえ、結構ですよ。河北様は2回目の宿泊ですよね。明日、ファックス頂戴できますか?そして後日で結構ですので、ご郵送いただければ結構です。」
「申し訳ない・・。」
「今日は当ホテルの都合ですが、広めのお部屋が空いていますので、そちらにご案内させていただきますね。」
チェックインが終わり、客室に案内されるとスイートルームのような部屋でした。
恐縮する私に対して、「あなたは、なじみのゲストですから。」と、特別な扱いを受けている感じです。
翌日 東京での宿泊。
何度か利用した事のある、そこそこのラグジェアリーシティホテルです。
事前に宿泊券を忘れたので、ファックスと郵送する旨をホテルに電話していました。
チェックインをする際、宿泊券を忘れたことを伝えると、フロントマンは怪訝な顔で私の頭の先から足の先まで3回往復目線を上下しました。
・・・感じ悪る!・・・
「あのぉ、今朝、宿泊券の写しをファックスしていると思うのですが、確認してくれませんか?」
「えっ!そうなんですか?少々お待ちください・・・ああ、ありました。」
・・・知らねぇのかよ!連絡が行き届いていないなぁ。・・・
「宿泊できますか?」
「わかりました。念のためクレジットカードの写しいただけますか?」
・・・コイツ、オレのこと信用していないな!・・・
「・・・どうぞ。」
「河北様、本日はシングルをご予約いただいていましたが、当ホテルの都合でベット多めの部屋をご用意させていただきます。」
・・・ベット多め?!シングルからツインと言えばいいのに。でもさすにゲストが喜ぶサービスはするんだなぁ。・・・
「ありがとう。」
それから客室へ行くと、せまい部屋にベットが3つありました。
・・・おいおい!布団部屋かよ!・・・
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