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予測不能

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それにしても、アメリカ大統領選挙。

ヒラリー・クリントンさんが有力視されていたにもかかわらず、ドナルド・トランプさんが当選。

アメリカマスメディアの投票所での出口調査した結果を覆しての逆転勝利にマスコミは混乱。

来年1月からトランプさんがアメリカ大統領に就任するとのことですが、選挙期間中に放った言葉をどれだけ実行するかは予測不能。

結果、手探りでうまい具合に進めばと祈るばかりです。

話は変わり、先日立川晴の輔さんが落語公演のため愛媛に来てくれました。

晴の輔さんは、立川志の輔師匠の一番弟子で、色々と交流をさせていただいています。

今回は昼に松山、夜は今治と2公演。

昼の松山公演は愛媛大学教育学部付属中学校創立70周年記念事業で、お客様は中学生1~3年生の約470名。

約1時間の公演は大爆笑の連続。

舞台と客席が一つになった公演を目の当たりにし、しかも弊社で作ったタオルをもっての記念撮影に感動のあまり涙が出てしまいました。

夜は銀行員さん150名にお集まりいただき、銀行員のため落語会。

会場が伊予銀行今治支店さまのホールをお借りしてたので、お客様にとっては職場で公演した感じです。

この公演が昼間と打って変わって、カタイ雰囲気に。

考えてみれば、職場で馬鹿笑いする習慣のない人たちの中での落語なので晴の輔さん苦労しながらの高座となりました。

それでも、笑わせる落語から聞かせる噺(ネタ)に切り替え、雰囲気を変えたところはさすが真打ち。

最後の噺は、『火焔太鼓(かえんだいこ)』 という古典落語でしたが、この落語にはこんなエピソードがあります。

昭和の落語名人といわれた 古今亭志ん生という落語家がいました。

志ん生さんは、『びんぼう自慢』 という本を出しているぐらい その日稼いだお金は、呑む(酒)、打つ(博打)、買う(女) に使ってしまいます。

ある日、お金に困った志ん生さんは、自分の十八番(得意)にしている落語『火焔太鼓』を質屋に質草としてもっていったのです。

意味不明に聞こえるかもしれませんが、質屋も志ん生の演る『火焔太鼓』を質草として扱い、お金を貸したというからこれまたすごい。

今治公演の後、晴の輔さん、銀行員さん数名を交えて打ち上げをした際、こんな質問を銀行員さんにしてみました。

「落語家さんは担保能力ありますか?」

すると声をそろえて 「予測不能!」

デジタルで数字を追いかけている銀行員さんにとって当然の答えでしょうけど、時代が手探りのアナログを求めているような気がするのは私だけかな?

コメント一覧

  1. 七福タオル より:

    コメントありがとうございます。
    すでに落語通(つう)のkikiさんですね。
    女性バーテンダーもそのうち女将(おかみ)といわれる時代になったりして・・。
    またお伺いしま~す。

  2. kiki より:

    アメリカも変化を求めて、時代が変わる時なのかもしれないですね!
    不安な中でも落語で気持ち和らぎ、いつの時代も面白いお話しは変わらない様ですね( ^ω^ )
    晴の輔さんとありがとうございます!(o^^o)

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