洗脳 | 七福タオル株式会社

2014/12/04| 七福萬来

洗脳

とある会社と取引をすることになり、少々頭がパニくっています。

コンプライアンスがかつてないほど厳しいのです。

会社組織は図式化していますか？その組織のそれぞれの役どころは明確に文書化していますか？その文章をファイリングしていますか？

さらに設問は続きます。

整理整頓清掃に関するルールを文章化してファイリングしていますか？従業員の服装と私物持込に関するルールをファイリングしていますか？

検品室と検針室を分けていますか？工程表は商品ごとに明記していますか？新人教育のマニュアルを文章化してファイリングしていますか？

サービス残業をさせていませんか？児童労働をさせていませんか？

ナンセンスと感じるモノもあるのですが、何かがきっかけで出来たルールだと考えると守った方がいいとなる。

そんなことを考えていると、色々と気になってくる。

先日、お客様の会社に午前８時に伺うことになった。

当然のことながらバイヤーはもっと早くに来ている。

「ふつう定時って、何時始業ですか？」と、聞いてみると　「９時です。」と、いう。

「今、まだ８時過ぎということは、今日は早出残業になるんですか？それともサービス残業？」と、聞くと　「早出残業になります。」と、いう。

それを聞いてちょっと安心したのは、コンプライアンスが浸透してきてるからだと思うのです。

先日観戦した、ＮＨＫ杯フィギュアスケート大会でもそうだった。

各選手が演技を終えると、ファンの人たちはリンクに向かってお花やぬいぐるみなど投げ込むのです。

選手は全部拾えないので、小学生ぐらいのちびっ子スケーターがリンクに飛び出し、投げ込まれたプレゼント品を回収していきます。

おそらくその光景はテレビでもよく映っているので、おなじみなでないかと思います。

羽生結弦くんの時などは、それはそれは多くの貢物でリンク一杯になるほど。

懸命に拾っていくちびっ子たちを見て私はこう思ったのです。

・・・児童労働させてる？・・・

こんなことを頭によぎるなんて、焼きが回ったもの。

さあ落語でも見て、頭をリセットしなきゃ。