2012/04/13| 七福萬来
あきらめない商品企画
商品企画から本番生産・出荷に至るまでいくつかのプロセスがあります。
1.企画コンセプト
2.デザイン草案
3.詳細デザイン・設計
4.ファーストサンプル製作
5.検討・修正・セカンドサンプル
6.本番修正・生産・出荷
大体はこんな感じですが、この商品が売れるのか?どうなのか?はファーストサンプルが出来上がった時にわかります。
つまり、いい顔をしているかどうかで、私はここを大事にしています。
いい顔している商品は、セカンドサンプル時に微修正ですみますが、思ったイメージでない商品は、修正箇所も増えます。
修正箇所が多い商品は、セカンドサンプルもイマイチになり、また修正箇所を増やしながら再度サンプルを作ります。
時間労力もさることながら、当初のコンセプトも精神的な気持ちもどんどん離れていくのです。
結果、見切りで本番生産をする事になり、不良在庫となってしまうのです。
なので、セカンドサンプル時にいい顔にならなかった場合、その商品をあきらめることにしているのです。
ただ、例外もあります。
セカンドサンプル時にいい顔にならなかったのに、修正を重ねていい顔になっていくのです。
そして出荷・販売・・。
「河北さん、(販売)数字見ましたか?スゴイですね。」
企画立案したバイヤーから、大ヒットしたお礼の電話がありました。
「何度も、何度も修正依頼し、それに応じてくれた七福(タオル)さんのおかげです。ありがとうございました。」
「いやいや、バイヤーのセンスの賜物です。でもうれしいです。良かったです。うっ・・」 と、すでに泣きベソの私。
あきらめない心も大事であると、あらためて思ったのでした。
そしてもうひとつ大事なこと・・それは喜びを共有する心です。
最新の記事
コメント
- 2021/12/15正式名称は違いますけど 呼び名は 今でも ポラショーですヨ‼️
- 2021/09/26お掃除すると、気持ちが清々しくなりますよね。 お疲れ様でした。 この週末は秋晴れで風も抜けてとても良い気候でしたね。 掃...
- 2021/05/28落語芸術協会で今クラウドファンディングもされてますね。 https://readyfor.jp/projects/yos...
- 2019/10/22こんにちは。今日とあるところで今治タオルをいただき、このエピソードを思い出して再読いたしました。御社の橋田さん、そしてこ...
- 2019/01/20我が家も今治タオルを愛用しています。 羽生結弦さんや皆さんの優しさを感じるエピソードに涙しました。羽生さんは五輪二連覇し...
アーカイブ
2022年
2021年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年