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自社ブランド


DSC05389.JPG過日、香川大学の学生さんがご来社されました。

経済学部・経営システム課所属で、地場産業について研究をしているとのこと。

「御社は自社ブランド化を進めるにあたりどのような事をしましたか?」

なかなか立派な質問です。

「成るようにして成っただけですよ。」

ちょっとわかりにくい回答をしてしまいましたが、実はそうなんです。

タオル製造業の場合、通常は問屋さんからの注文により、タオルを生産し納入します

弊社も25年前は同様で、しかも売り先は1社のみで、生かすも殺すも問屋さんの意向しだいでした。

そして無理を言う事ができず、赤字が続きました。

・・・このままでは、倒産してしまう。・・・

時代はバブル絶盛期でしたが、別な問屋に販売しようとしても、当時弊社をかまってくれる問屋はなく、途方に暮れた毎日でした。

・・・畜生!どうせ潰れるなら、やりたい事をやってからにしよう!・・・

それで、自社ブランドを作って、直接小売業に販売し始めました。

絵に描いたモチのようには行きませんが、それでも少しづつ、ほんの少しづつ、弊社のタオルを買ってくれる先が出てきました。

もちろん私だけの努力でなく、それを支えてくれた仲間や家族がいたし、マスコミに弊社を売り込んでくれた春風亭昇太さんの存在は大きかったのです。

当時を振り返ると、必死だったので余計な事を考えなくてもよかったというか、考える余裕がなかったのでしょう。

・・・成るようにして成っただけ。・・・

「これ、つまらないモノですが、食べてください。」

学生が手土産を差し出しました。

開けると、香川大学ブランドのおせんべいでした。

・・・へぇ~自社ブランドじゃん!・・・

学生さんは卒業後、地元に帰って就職したいと言っていました。

・・・強く思えばきっと叶うよ。・・・

コメント一覧

  1. 河北泰三 より:

    コメントありがとうございます。
    息子のことありがとうございます。
    息子がタオル業界に入ってくれるかどうかはまだわかりませんが、いい人生であってほしいと願うばかりです。
    「下北沢演劇祭」に行かれたのですね。
    『権助魚』は、昨年今治でも演じてくれ、大爆笑でした。
    さらにパワーアップしているのでしょう。
    タオル新作そろそろ作ったの方がいいですね。
    昇太師匠と打ち合わせし、皆さんに喜ばれるタオル作ります。
    ご期待ください。

  2. shoko より:

    ご子息サマ、大学合格おめでとうございます!
    将来はきっと“世界のIMABARI”を背負われるご人材なのでしょう!
    例えば、上記大学みたくネームバリューを盛り込んだ商品開発などに携わっても、また才覚が磨かれますね。
    さて、毎度「昇太さん」ネタですみませんm(_ _)m本日、「下北沢演芸祭」千秋楽に行ってきました。11(祝)より十八番シリーズがあって、演目の一つに『権助魚』がありました。本題に入る前、(勿論前段があり)地産地消に触れ、そこから日本近海物の魚介に噺は拡がりました(ネタばれになるので詳細は割愛します)。
    公演後は、貴社昇太さんハンドタオルをまた購入することができました、ありがとうございました(そろそろ次なるデザインにもお目にかかりたいなァ)!
    余計かも知れませんが、ご存知のように昇太さんには(私のような)女性ファンが多いので、関連グッズ展開されるときっと好評になると思います。

  3. 河北泰三 より:

    コメントありがとうございます。
    ホームページ拝見しましたよ。
    すごくきれいで、アットホームな感じがいいですね。
    平井さんが作ったということ・・スゴイね。
    楽しんでいること伝わりますよ。

  4. ケーオー商事 平井 より:

    こんばんわ。
    社長のブログはホントに見てて為になります。
    意欲や前向きな思考は見習わせていただきたいと思います。
    うちの会社のホームページも更新しました。
    よかったら見てやってください。
    ちなみに私が製作・更新しております。
    http://www.keiou.com
    また寄らせていただきます!!

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