2014/11/14| 七福萬来
人恋しい夜のこと
月曜日の夜、一人出張先の東京でふと思いついた・・。
・・・ちょっと一杯飲んでくか・・・
ダイエット中にもかかわらずそんな気持ちにさせたのは、めっきり寒くなったからかもしれません。
寒くなると人恋しくなるのです。
・・・どこに飲みに行こうかな?・・・
そこで思いついたのが、ある小料理屋。
誘ったら来てくれそうな近所に住んでいる知人がいるし、もし一人になったとしても店の人と気軽にお話が楽しめる。
その店に行くのは今回で2回目でしたが、私の事を思い出してくれ、さらにうれしいことを言ってくれました。
「お痩せになりました?」
すっかり気をよくした私は 「とりあえずビールを・・」 と注文。
久しぶりのビールを飲むと、喉が 「お久しぶりです。お元気ですか?」 と唸る。
おまかせのおつまみ三種盛りを頼んだ後、ラインで知人を誘う。
すると2分も経たないうちに 『馳せ参じまする。』 と返信がありました。
余談ですが、ラインって返信に困る時があります。
8分後に『お待ちしています。』と返信すると2分も経たないうちに 『あと1分くらいです。』と返信してきたのです。
返信している間に登場しそうな気がして結果既読スルーになってしまう。
こういう時って、ラインの達人たちはどのように対処するんでしょうね?
話を小料理屋に戻しましょう。
店での話題はケチな人になり、お勘定をケチってくるお客様がいるとのこと。
話を聞いてみると、数名のお客さまが割り勘をするにあたり割り切れないので 400円の端数を切ってほしいと言われたのです。
そのお客様は、大きな商売をしている風で、結構お金持ちの雰囲気があったので、値切ってきたことに驚いたそうです。
「”金持ちケチん坊” って言いますからね。お金持ちこそ小さなお金にこだわりがあるんじゃない?昔はそんな人のことを『六日(むいか)知らず』って言ってましたけどね。」 と、私。
『六日(むいか)知らず』というケチな人のことを指す江戸っ子言葉があり、語源はこうである。
一日、二日、三日、四日、五日と指を折って数を数えていくが、六日目になると折った指を開いていく。つまり握ったものを手放していくことになる。だからケチな人を『六日(むいか)知らず』という。
「へぇ~面白い~。」 感心してもらうといい気分になる。
楽しいひと時もお開きの時間となり、お会計をすると端数に400円がついている。
ニヤッとしながら1万円を出し 「ねえ400円負けてくんない?」 というと、聞こえないふりをして顔で小銭入りでお釣りが返ってくる。
・・・既読スルー!・・・
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