2014/06/30| 七福萬来
北の国から
春風亭昇太師匠とのつながりのおかげで立川志の輔師匠と仲良くさせていただいてもう10年になります。
落語会ではタオルを売ってくれるようになり、落語とタオルがつながり、そして北海道・富良野へとつながることに。
富良野演劇工場という芝居小屋で落語会を開催する際には、高座をつつむ毛氈(もうせん)を弊社が作ったタオル地を使ってくれています。
先週、何年かぶりに北海道へ行きました。
「富良野にくるか?」と誘ってくれたのは立川志の輔師匠。
富良野と言えば テレビドラマ「北の国から」の舞台で、その脚本を手掛けたのが倉本聰先生。
実は私は倉本聰先生の熱烈なファンで、富良野には特別な想いがあり、このタイミングで富良野に行けるなんてびっくりです。
さらに倉本聰先生と今治はつながっている。
富良野には 「富良野自然塾」 というのがあり、使わなくなったゴルフ場を森に返す運動や、環境や自然を見つめ直す体験型プログラムがあります。
その「富良野自然塾」の塾長が倉本聰先生で、その理念は日本各地に広がりはじめ、今治にも「今治自然塾」ができているのです。
今回の旅では、たくさんの富良野の方、北海道の方にお会いすることができました。
富良野演劇工場の初代館長の篠田さん、現館長の太田さん、小学校校長の出口さん、農協の野口さん、ワイン農園の桑島さん、富良野自然塾副塾長の林原さん、マネージャーの中島さん、インストラクターの小川さん、そして倉本聰先生と富良野演劇工場、自然塾を支えている地元のみなさん。
とても不思議です。
落語が、タオルが、人が、今治が、この富良野でつながっていく。
富良野演劇工房で行われた 「立川志の輔独演会」 は、今まで経験のないあたたかさがありました。
初めて訪れたにもかかわらず、みなさん笑顔で迎えてくれる。仲間として迎えてくれる。
出会った人たち全員がつながっていたことを富良野演劇工房のロビーで、ラウンジで、客席で、舞台で、そして楽屋で実感したのです。
それがまるで自然の摂理のようにも感じたのは富良野だからかもしれません。
「不思議だよね・・ものの見事につながっていってるもんね・・。」と、志の輔師匠も唸ってしまうぐらい。
富良野から新千歳空港までの車中、さだまさしさんのCD 「北の国から」 を流しながらひとりひとりの仲間の顔を思い出すと涙がこぼれそうになりました。
・・・とてもあたたかいです。みんな素敵です。父さん、僕は、とても感動したわけで・・・
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