BLOG笑う門には七福タオル

オンラインショップ

english

お守り


DSC03032.JPG神社でお守りを幾度となく買いました。

交通安全、合格祈願、家内安全、安産祈願 など 自分のために、そして家族や知人のために、お守りを買う動機はさまざまです。

お守りの心温まるエピソードがあります。

電話で注文を受ける通信販売の会社の出来事。

電話で若い女性オペレーターは、いつものようにお客さまからの注文を受けていました。

ご年配のお客様から注文を承ったあと、世間話になったとき、

「私ね、実は明日手術するの。」

「えっ!どこかお体の具合が悪いんですか?」

「ええ。健康なつもりでいたんだけど、癌(ガン)になっちゃてね。その手術なの。」

お客様は明るく言っていたのですが、若いオペレーターは絶句してしまいました。

会社のマニュアルに、お客様から癌(ガン)であると言われた時の対応がなかったのです。

オペレーターは手術の成功を祈る言葉をしろどもどろになりながらお客様に伝えましたが、自分の電話対応のふがいなさを反省し、ある行動に出ました。

自分の休みの日にお客様の手術の成功祈願のため、神社に出かけたのです。

そして、お守りを買ってそれを送ろうとしました。

しかし、そこには個人情報保護法という厚い壁がありました。

上司に相談すると、

「いい事じゃないか。会社名で送ってあげなさい。」 と言って送ることができました。

それから数カ月後、ご縁がありそのご年配のお客様にお会いすることができたそうです。

すでに全快されていて、わざに会いに来てくれた事を喜んでくれました。

「よく来てくれたわね。近くにおいしいコーヒーを飲ませてくれる喫茶店があるのよ。ご一緒にいかが?」

「喜んで。」

そして、お客様が手に持ったハンドバックを見て、オペレーターは泣き崩れたそうです。

そのハンドバックには、手術成功祈願に送った ”お守り” が結び付けてあったのです。

“お守り” ってハートフルなアイテムなんだと、あらためて思いました。

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

※いたずら防止のため、メールアドレスもお書き添えください。誹謗中傷等のコメントは削除する場合がございます。

CAPTCHA