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マルガメボート


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春風亭昇太さんと香川県丸亀市で遊びました。

旅番組のロケが丸亀市の塩飽諸島であり、私はロケ終了後時間に合わせて、丸亀市へ行き合流したのです。

私の住んでいる今治市と丸亀市は高速道路で約1時間程度なので、車に乗ってしまえばすぐって感じの距離感。

待合わせ時間が日の暮れた午後5時過ぎで、一杯飲みに行くにはちょっと早く、でも観光するにはどこも閉まっている中途半端な時間。

そこで思いついたのは、競艇。

丸亀市にはマルガメボートという競艇場があり、連日ナイトレースなのです。

「行きますか!」 「勝って豪遊だ!」

2人ともギャンブルは苦手ですが、興味本位は人一倍。

どの選手が1番になるのか、2番になるのかを予想し、見よう見まねでマークシートに書き込み舟券(ふなけん)を購入。

わずかなお金ながらも、気持ちは豪遊。

はじめての競艇は色々発見がありました。

例えば、客の高揚感を上げるための演出です。

「第○○レース、舟券売り場締切5分前です。」 という場内アナウンスがあると、金毘羅舟舟の音楽がゆっくり流れ始め、「3分前です。」となると、金毘羅舟舟の音楽のテンポが早くなる。

「1分前です。」となると、さらにテンポが早くなり・・締め切り時間になるとブザー音で発売終了の合図となる。

音楽につられて 焦りと気持ちが大きくなってしまうのです。

あと、仲間意識の高さ。

当選した舟券を見せながら 「オレはな、こいつがくるとずっと思ってたんだ。ほら見ろ、当たっただろ!これも、これも当たっただろ!」と、知らない人が言い寄ってくるのです。

ギャンブルは勝つと仲間意識が高くなるのでしょう。

さてさて、私たちの買ったレースはどうだったかと言うと、当然外れる。

ウチの社員に競艇マニアがいて、事前に彼に予想してもらいましたがハズレ。

「外れたぜ!」 その一言が言いたくて彼に電話する。

遊んだ5レースのうち1レースだけは彼の予想に昇太さんも乗っかると、見事3連単が的中し二人とも大当たり。

今度は 「当たったぜ!」と、電話すると、横で昇太さんがオレにも替われという仕草をする。

スマホを渡すと 「春風亭昇太です。○○君、おかげで当たったぜ!」と笑いながら話してる。

ギャンブルは勝つと仲間意識が高くなるのです。

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