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(日本語) TOWEL STORY~魔界篇~第1話

Sorry, this entry is only available in Japanese.

今年のショートストーリー、はじまり、はじまりぃ~

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ジュンは14歳の男子中学生。

ある日のこと、いつもの道を帰ってたら、5歳ぐらいの男の子が目に入った。

その男の子は、泣いている。

・・・迷子になったのか?・・・

ジュンは男の子の目線までしゃがみこみ

「どうしたんだ?お母さんとはぐれたのか?」

泣きながら男の子はうなづいてる。

「よしわかった、お母さんが見つかるまでオレがそばにいてやるからもう泣くな。男の子だろ?」

ジュンは鞄の中から、カラフルな水玉模様のタオルを取り出し、男の子の涙を拭いてやった。

すると男の子は魔法にかかったかのように泣き止んだ。

「タオル好きなのか?」 ジュンが尋ねると、男の子はすっかり大人びたしゃべり方で。

「うん。お兄ちゃんありがとう。ねえこのタオル僕にくれる?」

ジュンは雰囲気が変わった男の子を不思議に思いながら、「ああ、いいけど・・」

「じゃあお礼にお兄ちゃんの願いも叶えてあげるね。なんでも言って。」

わけがわからない展開になってきた。

「そんなことより、お母さん探さなきゃ。」

「もういいんだ。」

そいうと、周りの景色が回り始め、色が解けるように真っ白になった。

そして白い空間に、ジュンと男の子だけになった。

「おいおい!なんなんだここは?それにお前誰だよ!!」

「僕はポン吉。昨日、あなたに助けられたんだ。そのお礼をしたくて・・。」

「ポン吉って?マジかよ。それに昨日お前を助けた記憶なんてないぜ。」

「助けてもらったのは僕じゃなくて、僕の彼女なんだ。」

「そういや昨日、迷子になった5歳ぐらいの女の子がいたぞ。じゃああれがお前の彼女なのか?」

「そう!あなたは、人間界に迷い込んだシェリーを助けてくれたんだ。」

ジュンは昨日も同じような場面で、泣いている女の子に声をかけ、タオルで涙を拭いてあげたのだった。

ただその時は、タオルをつかんだかと思うと急に走り出し、角を曲がったかと思うと消えてしまったのだった。

「おかげで魔界に帰ることができたんだ。」

「魔界って!?」

つづく・・。

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