(日本語) 来場者バッチ | SHICHIFUKU TOWEL CO.,LTD.

2014/06/07| 七福萬来

(日本語) 来場者バッチ

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今週はずっと東京。

東京ビックサイトという見本市会場で、”インテリアライフスタイル展”　に出展しているからです。

日本国内の展示会なので会期中多くの顔見知りの方にお会いします。

ただ顔がわかっても名前が出てこない、会社名が出てこない、中には顔さえ思い出せない人もいます。

ここが私のウィークポイントといってもいい。

記憶力には自信がある方ですが、人の顔と名前はなかなか覚えられないのです。

そこでヒントになるのが、来場者が首からさげているバッチ。

・・・なるほど。○○会社の人か！・・・

会社名さえわかればこっちのもの。話は通じます。

それでも話が長くなると本人の名前が気になりはじめる。

そんな時は、考え込む仕草など下目がちにして首から下げているバッチ見るようにする。

それでも見れない場合は、「ちょっとスミマセン。」といってしゃがみこみ靴の紐を結び直し、上目づかいに会話しながらバッチを見る。

そこまでやって、バッチが裏返っていた時もある。

涙ぐましい努力は続くのです。

そんな中、イタリア人男性がブースを訪れました。

体が大きく、年齢的に５０歳前後で私と同年代。

そのイタリア人、私と話を始めると何かに気がついたように急に笑顔になり握手を求めてきたのです。

どうやら私の事を知っているみたいですが、私は顔を見ても思い出しません。

「思い出さないかい？オレだよ！ほら、ニューヨークでも会ったし、パリでも会ったし、オレの会社に来るためにわざわざイタリアまで来てくれたじゃないか！」

「えっ、あなた、アドルフさん？！」

ヨーロッパを中心にタオルを販売していて、いろんな都市で会った方だったんです。

５年ぶりだったので、すっかり中年太りになっていて、すぐには気がつきませんでしたが、名前はすぐに出てきたのでした。

不思議な気持ちになりましたが、やはり声をかけてくれたことはうれしいものです。

商品が、デザインが、そしてタオルが世界をつなげていることを実感したのでした。

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