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(日本語) イベント参加

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「感謝してる?」

娘はそう言いながら、今年もバレンタインデーのチョコレートをくれた。

イベントに参加できることはやはりうれしいもの。

高校生の時、バレンタインデーの当日にこんなことがあった。

「おい!」

授業中、後ろに座っている男子の友人が私の背中を突いてきた。

振り返ると、チョコレートの箱を手渡してくる。

その後ろの席から回ってきたようで、どうやらクラスの女子が伝言ゲームのようにバレンタインデーのチョコレートを配っているのだ。

メモ書きが添えられていて、”○○くん1個 ××くん1個 △△くん3個・・” と書かれている。

スライド式の紙箱の中には1個1個銀紙で包まれたアーモンドチョコレートが入っていて、私は2個らしい。

「いいなタイゾー。」

後ろの友人からうらやましい声が聞こえてくる。

彼の名前はメモ書きにないのだ。

考えてみれば残酷な話で、彼はパシリに使われていることになる。

義理チョコだし当時そんなことに気がつかず、彼がチョコレートを食べたがっていると思い、何気に言ったことがさらに彼を傷つけることに。

「1個あげようか?」

「いらんわい!」

「あっそう。」

「・・・いいなタイゾー!」

「だから1個あげるよ。」

「いるか!」

当時の私はデリカシーがなかったのだろう。

あれから月日は流れ、義理チョコもなくなってきた。

イベントに参加できること感謝しなければ・・。

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