2012/07/24| 七福萬来
(日本語) 完熟マンゴー
得意先の会長から完熟マンゴーをいただきました。
しかも大きなサイズが4個!
ストレートな食べ物ネタは不得意というか、ありきたりなのでブログではあまり紹介しませんが、今回だけは別格です。
なぜかと言うと、マンゴーをまるごと食べるのは初めてなのです。
よく冷えたマンゴーをタテにふたつに切り、実の部分に切れ目を入れ、皮の部分を押しやるとよく熟れた実が飛び出します。
こうなってくると、よく目にするマンゴーの形になります。
ひと切れ口に含んだ瞬間、芳醇な甘さが口いっぱいに広がり、しかも呑み込んだ後も余韻を長く残します。
思わず、マンゴーの実を見つめ返し、「うんめえ!」 と一言。
次のひとくちは、味わいをかみしめながらゆっくりと食べたあと、再度マンゴーの実を見つめ返し、「これ(マンゴー)作った奴、殺してやりてぃ!」 と、江戸っ子気取りで一言。
「私はまだ切っているんだから!」 「そうよ、お父さんだけズルイ!」まだ口にしていない母娘が文句言っているのを無視し三切れ目が私の口に入ります。
これでこそ一家の大黒柱だからこそ成し得る所作と思いつつ、調子に乗って 「美味しいぞ、おまえらも食べてみ」の余裕の一言に母娘はキレ気味。
それでも母娘がその実を口にすると、またたびを与えられた猫のように 「うわぁ~、ホントおいしい~。」と、目がうつろになりました。
親子が幸せな気分になれるほど、いただいた完熟マンゴーの実力はすばらしかったのです。
さてさて、なぜ私のところに高級完熟マンゴーが届いたのか?ということですが、これには理由があります。
先週、マンゴーをお贈りいただいた得意先の会長から1本の電話がありました。
今秋、会長の御子息がめでたくご結婚されることになり、陽気で明るい結婚披露宴にしたいとのことで、その司会に落語家さんを希望されました。
「河北さんは、その世界に通じているのを耳にしたので、お世話してくれませんか?」
いつも大変お世話になっている会長なので、無下に断るわけにいかず、お世話をさせていただいた次第です。
そして落語家さんとのスケジュール調整の最中、完熟マンゴーが届いたのです。
同封のお手紙には 「大変お世話になりました。」 との自筆の文字がありました。
子を思う親の情はいつの世も変わりないものです。
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コメント一覧
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、ミッションはマンゴーほど甘くありません。
おはようございます
スケジュール調整中ながら届いたマンゴー。
口に入れたからには、式が終わるまで失敗は許されませんね。
(まあ既にミッションは成功しているのでしょう)