2012/05/21| 七福萬来
(日本語) 早朝出勤
先週のことですが、いつもどおりに会社へ通勤したのですが、様子がなんか違う。
その理由は、会社に到着してから判明しました。
1時間早く起きてしまったのに気がつかず、そのまま会社に到着したのです。
・・・うわぁ!マジかよ!・・・ どれだけボケてんだ!って感じです。
でも ”早起きは三文の徳” と昔から言われているし、何か期待をしてしまう自分もいます。
それは、古典落語の名作 ”芝浜(しばはま)” が頭に浮かんだからです。
酒におぼれてしまった魚勝(うおかつ)という魚屋が、女房の内助の功で再起するサクセスストーリーです。
「夕べの約束通り、今日は魚河岸へ行って商売してきておくれ」
朝早く女房に叩き起こされ、魚勝はしぶしぶ芝(現在のJR田町駅から浜松町の間ぐらい)の魚河岸へ魚を仕入れに行きます。
しかし魚河岸には誰もいなく、1刻(2時間)早く起こされた事に気がつき、浜で時間つぶしをすることに。
海水で顔を洗ったり、煙草を吸ったりしていると、革財布が落ちていることに気がつき、中身を見ると42両の大金が入っていました。
有頂天になった魚勝は、すぐに家に戻り友だちをたくさん呼んで、浮かれ気分で大酒を呑み、眠ってしまいます。
翌朝、二日酔いの魚勝は女房に叩き起こされ、散在したことを責められます。
魚勝は拾った財布があるだろうと訴えますが、女房はそんなのは知らないという。
家中探すが、財布がない。愕然とした魚勝は、ついに夢であったと諦め、心を入れ替え酒を立ち、魚屋稼業に打ち込み、3年の年月が経ちます。
そして大みそか、女房は魚勝に革財布を出し、3年前に隠したことを打ち明けます。
横領したら死罪になるので、大家さんに相談して番所に届けたとのこと。
そして、亭主にはすべて夢であったことにして、嘘を付き通せと言われ、実際にその通りになった。
3年経って、落とし主が現れなかったので、役所から大金が払い戻され、思いきって打ち明けたのです。
魚勝は女房の機転に感謝し、女房はお酒をすすめます。が・・
「いやよそう。また夢になってしまう。」 という オチ。
さてさて、1時間早く会社に着いた私はというと、・・・普段通りでした。
・・・神様はもっと働け!って言ってんだろうな。・・・
Recent entry
Comments
- 2021/12/15正式名称は違いますけど 呼び名は 今でも ポラショーですヨ‼️
- 2021/09/26お掃除すると、気持ちが清々しくなりますよね。 お疲れ様でした。 この週末は秋晴れで風も抜けてとても良い気候でしたね。 掃...
- 2021/05/28落語芸術協会で今クラウドファンディングもされてますね。 https://readyfor.jp/projects/yos...
- 2019/10/22こんにちは。今日とあるところで今治タオルをいただき、このエピソードを思い出して再読いたしました。御社の橋田さん、そしてこ...
- 2019/01/20我が家も今治タオルを愛用しています。 羽生結弦さんや皆さんの優しさを感じるエピソードに涙しました。羽生さんは五輪二連覇し...
Archives
2022年
2021年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年