(日本語) 後輩の決断 | SHICHIFUKU TOWEL CO.,LTD.

2011/05/30| 七福萬来

(日本語) 後輩の決断

Sorry, this entry is only available in Japanese.

大学時代の後輩が転職しました。

２５年勤めていた大手雑貨店をやめ、小さな民芸店へ再就職したのです。

１年前から相談を受けていました。

「あのぉ～、先輩。実はオレ迷っているんですよね。」

「迷ってる？って、今日のランチを何にしようかってことか？」

「そうじゃなくって、会社の事なんです。」

「何？会社の事って、ははぁ～ん。女関係だろ！・・不倫はよくないぞ！　いいか昔からよく言うだろ。　人の女房と枯木（かれき）の枝は登りつめたら命がけ　って。」

「そうじゃなくって・・。」

「じゃぁ、会社の金を着服したんだ！それが発覚しそうになっているのか？いくら着服したんだ？」

「一人でよく盛り上げれますね。そうじゃなく、会社辞めようと思っているんです。」

「会社を辞める？・・お前が？・・何で？」

２年年下の後輩は、大学卒業し自分の生き方にあった会社に就職しました。

その後、縁がありその会社と私の会社も取引をさせていただくことになり、その取引にも後輩は人肌脱いでくれていたので、彼の退職は私にとってもショックでした。

「いろいろありまして。会社の方向性と私の思いにズレでてきたので・・。」

「最終的にはお前が決めることだけど、辞めない方がいいぜ。だって、まず給料が下がるぜ。子供もまだお金かかるだろ。」

「大学生と高校生です。」

「一番お金のかかるる時じゃないか。」

「そうなんですけど・・。」

「それに誰でも壁にぶち当たるもんだし、自分の人生は自分だけのもんじゃないだろ。家族のことも考えろ。」

「そうですよね・・。」

でもそれから間もなく、後輩から転職したハガキが届きました。

転職先は東京・銀座にある民芸雑貨の店でした。

先日出張の際、その店に立ち寄って、いくつか商品を買いました。

本当は買うつもりはありませんでしたが、店の雰囲気と商品がよく欲しくなったのです。

・・・いいところに就職できたな。・・・

たくみ　東京都中央区銀座８－４－２　℡03-3571-2017

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