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(日本語) テレビマン

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DSC_0141-2.jpg先日、あるテレビマンと一杯飲みに行きました。

この方、東京のテレビ局に在職した後、愛媛の系列局に出向し昨年定年退職をされました。

長年のテレビマンとしてのお仕事を全うした慰労をかねて、昔のテレビ制作のお話をお聞きました。

これがまたおもしろいのです。

「”23時ショー”という深夜番組があってな。あのAD(アシスタントディレクター)をやったのが最初かな。」

「”23時ショー”といえば、エッチな番組ですよね。」

“23時ショー”は裏番組の”11PM”に対抗した情報番組で、中学生になったばかりの私はこの番組を見てすごくドキドキしました。

同世代の男子だったら誰しも経験のある事だと思いますが、親が寝静まったあとテレビをつけて、音の出ないようにチャンネルを回し、こっそりと見た番組でした。

「あの伝説の番組に携わっていたのですか?すげぇ~。ドキドキしませんでしたか?」

「いや、仕事だから。モデルさんのオッパイを見ても全然興奮しなかったよ。」

「ええ~。ホントですか?」

「でも楽しかったな。生番組だからハプニングもあったしな。」

「ハプニングって、えええっ!全部見えちゃったとか?!」

「全国放送よ。」

「それってスポンサーとか、大変だったんじゃないですか?」

「そうだったかも知れないけど、見えてしまったモノはしょうがないじゃない。それに時代がよかったじゃない。」

「時代ねぇ。」

テレビの世界に入ったのは、ドラマを作りたかったらしいのですが、バラエティー畑の仕事が多かったとのこと。

ドリフターズと森光子のコント番組、川口浩の水曜スペシャル・冒険シリーズ、演芸番組 など等を数多くディレクターとして手がけたそうです。

私も学生時代、アルバイトの先輩に連れられ演芸番組収録を何度か見せてもらいました。

そして収録終了後、打ち上げと称して六本木の高級焼肉屋に何度も連れて行ってもらいました。

「部外者なのに、打ち上げまで連れて行ってもらい、いいのかなぁ。と思っていました。あの高級焼肉の味は忘れません。」

「時代がよかったのよ。時代がね。河北ちゃん。」

・・・河北ちゃん?!・・・

この人は生粋のテレビマンです。

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