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(日本語) サバイバル

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「新しい商品ができたので、ご紹介します。この商品はすごくメリットがあり・・・」

銀行マンから営業セールスをよく受けます。

預金金利が通常よりもよいもの、貸金金利のよいもの、投資信託など等、色々と金融商品をアピールしてきます。

すべてを受け入れるわけにはいきませんが、お付き合いもありお話は聞くようにしています。

ただ、難色を示していると常套句(じょうとうく)のように口をそろえて言う言葉があります。

「ノルマがあるので、助けてください。」

「今月までに5つ契約をしないと大変なことになるんです。」

・・・ふーん、でも必要性なないものを無理にするのもどーだろう。・・・

と、思いながらも黙って説明を聞きます。

「今日すぐに決めれないと思いますので、また来ます。また会社に電話いただければすぐに飛んできますので。」

「ねぇ。このノルマってみんなにあるの?」

「そういう訳ではありませんが、女子行員にもパートの方も契約を取り付けると個人のポイントになります。」

「へぇ~。じゃあ、仮に私がおたくの銀行に電話したとするよね。」

「はい。」

「その時に、君がいないとするよね。」

「はい。」

「で、用件を聞かれたりした時に、○○商品の契約をしたい と伝えた時に、じゃあそれは私が替わりに手続きします。と言ったら?」

「うっ!それは困ります。」

「年末の挨拶に支店長や役席の人が来た時に、○○商品の契約をしたいと言ったら?」

「間違いなく、支店長や役席の成績になるでしょう。なので、誰にも言わないでください。銀行はサバイバルなんです。」

「サバイバルねぇ。」

ちょっと意地悪な質問をしてしまいましたが、若い銀行マンは必死になっています。

要はタイミングということになるのでしょうが、若い銀行マンの懸命な姿に少し心を動かされました。

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