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(日本語) 蒼穹の昴

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日曜日の夜11時からNHKで  ”蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)” という日中共同制作のドラマがあります。

浅田次郎さんの原作で、中国 清の時代末期を背景にした歴史ドラマです。

これがなかなかおもしろいのですよ。

西太后とそれを取り巻く人物が物語を進めて行きます。

私は、今から25年前の1985年に初めて中国に行きました。

社会人になって間もないころで、初めての海外旅行が中国だったのです。

当時の中国は、ビザの発給も手間ヒマがかかり、強い外交筋の支援がなければ渡航することが難しかったのです。

タオルメーカー経営者7名で、中国のタオル事情を視察するのと、日中友好が目的でした。

「中国に行くけど、河北君も行かない?」

「いいですよ。」

こんなライトな会話で、渡航が決まりました。

当時の中国は、いままでの人生で経験したことのない、不思議な雰囲気が漂っていました。

街角にはところどころにスローガンが書かれてあり、正に共産主義そのものでした。

紫禁城に行った時、仲間から西太后の事を初めて教えてもらいました。

「へぇ~。そんな人がいたんだぁ。」

でも、西太后の事は知らなくても、紫禁城のあの独特な雰囲気・・今でいうパワースポットに圧倒された記憶が今でも残っています。

きれいな瓦、広大な敷地、ドイツから送られたというベンツの自転車、そして残忍な部屋・・。

2年後、映画 ”ラストエンペラー” が制作され、そのまた2年後天安門事件が起こり、その都度、中国渡港での記憶の破片がひとつひとつが繋がっていきます。

ドラマの中で、乾杯をするシーンが幾度となくあります。

25年前中国渡航時には、私は中国での乾杯の意味を知りませんでした。

中国では乾杯をするという事は、お互いに杯の酒を飲み干さなければいけないのです。

宴会の途中でそれを知った私は、強い酒を無理やり飲まされ、ひっくり返りました。

ドラマでは、みんな飲み干していますが、飲みつぶれません。

どうでもいいシーンも、私とっては記憶がよみがえります。

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