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(日本語) 風が吹けば桶屋が儲かる

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DSC05395.JPG為替相場や株式相場は、時に不思議な動きを見せます。

もちろん何か原因があって、値動きであるのでしょうが、不可解な事もあります。

弊社はタオルを生産しているのですが、原材料は綿糸です。

この綿糸は、先物相場で値が動いています。

この綿糸相場が急高騰しています。

・・・ん?!何だこれは?・・・

この不景気な世の中で、綿製品が急に人気が出ているとは思えません。

しかも繊維メーカーの生産稼働率も高いとはいえません。

一部では、異常気象により綿花の不作という噂もありますが、真意はわかりません。

需要と供給のバランスを考えると、高騰する理由がわからないのです。

でも何か理由はあるのでしょう。

昔の言葉で ”風が吹けば桶屋(おけや)が儲かる。” という言葉があります。

その言葉の意味は、思わぬところに思わぬ影響があるというたとえです。

語源を調べてみると、1.大風で土ぼこりが立つ → 2.土ぼこりが目に入って盲人が増える → 3.盲人は三味線を買う。(当時盲人ができる仕事) → 4.三味線に使う猫皮が必要になり、猫が殺される → 5.猫がいないとネズミが増える → 6.ネズミは桶をかじる → 7.桶の需要が増え桶屋がもうかる ということらしいです。

・・・ふ~ん。そうなんだ。知らなかった。・・・

じゃあ、綿糸が高くなるとどうなるのか? 1.綿製品が高くなる → 2.高くなるとみんな買わなくなる → 3.買わなくなると製造業は倒産してしまう → 4.弊社も例外でない? 

いやいや、これではマズい。もう一度。

綿糸が高くなると 1.綿製品が貴重になる → 2.貴重になると大事に使うようになる → 3.品質のいいタオルを欲しがる → 4.品質では定評のある今治タオルに人気が集まる → 5.中でも縁起の良い社名を選ぶ → 6.七福タオルが良さそうだと噂が立つ → 7.七福タオルでみんな笑顔になる これでいかがでしょうか!

“笑う門には七福タオル”・・・逆境に強い事の意味

この言葉は落語家の立川志の輔師匠が弊社創業50周年の時に書いてくれたものですが、ここにつながるとは思いもしませんでした。

なんて手前勝手な事を言っていますが、相場も商売も、そして世界平和も 安定している事が一番なんですが・・。

コメント一覧

  1. 河北泰三 says:

    コメントありがとうございます。
    先義後利(せんぎこうり)という言葉通り、ガマンして誠意を尽くしていけば、きっといいことがあります。
    プラス思考というか、前向きな姿勢が大事じゃないかな。
    あなたの作ったタオルを待っている人がいますよ。

  2. どこぞの男工 says:

    確かに今の糸値は異常ですよね…
    糸商は「パキスタンの不作やらウンタラカンタラ、、、」と不安を煽り、「今買わないと不味いよ〜」
    と言いますが、うちのような体力のない零細は、正直なす術が無いの一言ですわ。。。
    うちも社名変えてもらおうかな…(苦笑)
    まあ、でもプラス思考で頑張るしかないです!!

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